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“世界最大”航空ショー 中小型機の受注競争

2012-07-10 14:42:51 | 報道/ニュース


  7月10日 おはよう日本


  イギリス南部で始まった世界最大規模の航空ショー。
  各国の航空機メーカーなど1,400社余が参加している。
  いま需要が見込まれているのは中型や小型の旅客機である。
  
  アメリカの航空大手ボーイング社が現在、力を入れているのが最新鋭の787型機。
  燃費がよく航続距離が長いのが強みである。
  今回の航空ショーでは新たに中東のカタール航空に導入する機体を展示。
  最大で60機を納入する予定である。
  世界に先駆けて日本では去年就航しているが
  今後、アジアや中東など新興国市場に売り込む姿勢とアピールした。
  
  ボーイング社は向こう20年間の新たな航空機需要を
  3万4,000機を予測しそのうち3万機以上が中小型機としている。
  
  ボーイング民間航空機部門 レイ・コナーCEO
  「アジア太平洋地域は中間層が増え新しい空港の建設も進んでいる。
   はかりしれない潜在的な需要がある。」

  対抗するヨーロッパの大手 エアバス社は
  超大型機エアバスA380型機をデモ飛行させた。
  こうした機種とともにいま力を入れているのは
  やはり中型や小型の旅客機である。
  会場には来年投入予定の次世代の中型機A350の模型を展示し
  燃費のよさなどをアピール。
  現在、主力の小型機A320の工場をアメリカに建設することも今月決定し
  ライバル ボーイングのお膝元で真っ向勝負を挑む構えである。
  
  日本のメーカーも小型機で成長市場に食い込もうとしている。
  三菱航空機が受注の獲得に向けて今回初めてお披露目したのが
  実物大の機体の模型。
  競合する他社の同じクラスに比べ棚が大きいことなどをアピール。
  手続きの遅れなどから初飛行は来年の秋以降にずれ込んだが
  受注への影響を最大限避けようと懸命にアピールしている。

  三菱航空機 江川豪雄社長
  「修正・改訂したスケジュールに沿ってしっかり進んでいる。
   ポジティブなイメージを皆にわかっていただきたい。」

  中小型機の市場をめぐり世界航空機メーカー競争は
  今後、さらに激しさを増しそうである。


  
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