7月25日 おはよう日本
アメリカのIT企業アップルはタブレット端末が好調。
4月~6月の決算でも最終利益が去年の同じ時期より20%増加となった。
これに対しライバル企業も相次いでタブレット端末を開発し
競争が激しくなっている。
アップルが2010年に発表したタブレット端末iPad。
軽くて持ち運びやすく
アメリカではパソコンからタブレット端末への移行が急速に進んでいる。
タブレット市場の中でアップルのシェアは去年62%。
2位のサムスン電子の9%を大きく上回っている。
アップルにとってタブレット端末はいまやパソコンを越える収益源となっている。
iPadの開発は早くから始まっていた。
アップルが2004年に申請した特許。
当時すでに画面を指でなぞる人のイメージが描かれている。
他社に先んじて市場を開拓してきたことが
今の高収益につながっている。
この市場でいま対抗する動きが相次いでいる。
グーグルはこれまで端末の開発はメーカーに任せてきたが
自ら手がけたタブレット端末を今月から販売している。
小型で価格も抑えている。
マイクロソフトも先月 自社ブランドで参入すると表明した。
端末のカバーの裏側がキーボードになっている。
IT各社が次々に参入するなかアップルの優位は続くのか。
AP通信テクノロジー・ライター ピーター・スベンソン氏
「ライバルがアップルの市場を奪うというより
iPadを買えない人向けに市場が拡大するのでは。」
アップルの好決算を支えるタブレット端末。
各社の参入で競争はさらに激しくなりそうである。