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若者に大人気 “ゲーム実況”とは

2017-11-17 06:00:00 | 経済フロントライン

10月21日 経済フロントライン


大きな広がりを見せている“ゲーム実況”。
ネット環境が向上して
ゲームをしている様子をそのまま配信する“ゲーム実況”がブームとなっている。
ある調査では
10代の男性の46,2%がゲーム実況を週1回以上見ていると回答。

東京都内にある動画配信会社のスタジオ。
ゲームをする様子を実況しているのは「よんたの」というセミプロのグループである。
プレイしているのは人気ゲーム「マリオカート」の最新作。
画面の中央に彼らの姿も表示される。
平均6~7時間かけてゲームを行い
彼らの声はすべて視聴者に届く。
見る人が多いほど報酬が増える仕組みである。
「よんたの」のゲーム実況をほぼ毎回見ているという大学生。
実況を見ながらコメントを打ち込むことも出来る。
レース中盤
画面右上の4人の中で一番後ろを走っていた選手がアイテムを投げると
左下の1位の選手を直撃。
順位が入れ替わると
“なんで巻き込んだの今!”
白熱するレース展開に視聴者からのコメントも盛り上がりを見せる。
(視聴者)
「うまくないプレーがあると“何してんの”みたいなコメントで
 リスナーのみんなでいじったりする。
 リスナーと“よんたの”は距離が近いのが魅力のひとつ。」
このゲーム実況は運営する企業にも大きな利益をもたらそうとしている。
「よんたの」の動画を配信する会社。
運営するサイトにあるチャンネルは約1万。
ゲームのうまい人が攻略法を教えるものや
初心者が挑戦する様子を実況するものなど
さまざまなジャンルがあり
月に1度以上見たという人は200万人にのぼるという。
この会社は視聴者が実況を見るときに表示される広告によって収入を得ている。
人気のある実況者を確保し
多くの視聴者に見てもらうことでこの会社の収入も増えているという。
(CYBERZ OPENREC事業部 事業開発局 局長 兵頭陽さん)
「視聴者の数が増えると比例どころではなく2乗になって広告価値が上がってくる。
 ゲーム実況自体の市場が広がり
 盛り上がってくると思う。」
ゲームを販売する企業からは
実況で直接ゲームの魅力を伝えてほしいという依頼も舞い込み始めている。
この日は
スマートフォンで対戦する陣取りゲームの魅力をアピールしてほしいという依頼が
「よんたの」にあった。
いつもよりゲームのルールやキャラクターの紹介に重きを置いた実験である。
配信を終えた後はサイトを運営する会社の担当者が直接アドバイスし
実況の質を高めようとしている。
「企業の担当者はみなさんの配信をふだんから見ているわけではない。
 ある程度 線引きしておく方がいい。
 自由にやっていいと言われても。
 今日のは全然大丈夫。」
(CYBERZ OPENREC事業部 佐藤瞭さん)
「ある意味 広告的な役割にゲーム実況者がなっている。
 活動の幅を広げてファンの数を増やすことをチャレンジしていきたい。」
大手芸能プロダクション吉本興業はこのゲーム実況に本格的に乗り出した。
京都で開かれたイベントでゲーム実況を体感できるブースを出展。
プロの芸人が人気アニメのキャラクタ-に扮して実況を行った。
動画配信サイトを運営するベンチャー企業と提携。
独自のコンテンツを次々と出していこうとしている。
Q.吉本興業が本格的にゲーム実況に参入するが
  意気込みは?
(吉本興業所属 R藤本、こりゃめでてーな伊藤)
「もちろん俺たちがナンバー1だ。
 ほかのやつらには譲らんぞ!」






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