11月6日 おはよう日本
性別も年齢もさまざま
お気に入りのカメラを手にした人たちが全国各地から集まる。
室蘭市で開かれた写真コンテストの参加者たちである。
コンテストのタイトルは「撮りフェス」。
24時間の制限時間内に
街を自由に散策しながら魅力的な室蘭を撮影する。
(参加者)
「神奈川からはるばるやってきました。」
「二眼のカメラです。
北海道に来てみたかったから。」
午後2時
24時間の「撮りフェス」の始まり。
この「撮りフェス」は室蘭市と市民グループが去年から始めた。
今年の参加者は全国から268人。
出品された作品は室蘭のPRなどに使われる。
思い描いた写真を撮るためには水に濡れるのもいとわない。
(参加者)
「犬を連れてきたので
犬が入った写真を撮りたい。」
陽が沈んだ室蘭は別の顔を見せる。
格安で乗船できるナイトクルージングは抽選になるほどの人気である。
その理由は工場夜景である。
地元 室蘭市から参加した森大輔さんは
ふだんから室蘭の美しい風景を撮り続けている。
(森大輔さん)
「町と自然が共存している感じが室蘭のいいところですね。」、
森さんは室蘭の魅力をたくさんの人に知ってもらおうと
おすすめの場所とそこから撮影した写真をネット上に公開している。
24時間というコンテストの限られた時間でも自ら案内する。
白鳥大橋と工場の明かりが絶妙はアングルに並ぶ
とっておきの夜のポイント。
(参加者)
「素敵なのが撮れました。。
ありがたいですよね。
声をかけてもらわなかったら来られなかった。」
森さんもここから撮った写真を今回のコンテストに出品することにした。
午前5時
日の出前の海岸に大勢の人が集まった。
ねらいは朝日。
秋の室蘭らしい朝焼けである。
(参加者)
「感動的な写真が撮れた。」
「バッチリです。」
コンテスト2日目の午後2時。
写真提出の締め切りである。
たくさんの写真の中から納得のいく3枚を選んで提出する。
どんな作品が出品されたのか
プロの写真家の批評も交えて鑑賞。
(森大輔さん)
「風景だけじゃない室蘭の伝え方も
これを見て学ばせていただきました。
室蘭に行きたいなと思ってもらえる写真が撮れたらいいなと思っています。」
思い思いに表現された700枚を超える写真。
室蘭の新たな魅力が見えてくる。