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僧侶の魅力を身近に

2019-12-26 07:00:00 | 報道/ニュース

11月28日 NHK「おはよう日本」


人口減少で檀家が減り
先行きに不安を抱えるお寺もあるなか
僧侶の力をネットの世界で生かそうという動きが出てきている。

大阪駅近くの商業施設があるイベントを企画した。
“お坊さん喫茶”。
500円で
現職のお坊さんに仕事や恋愛など様々な相談をすることができる。
買い物客のちょっとした悩みを
僧侶が持つ言葉の力で解消してもらおうという狙いである。
「自分でどうしたらいいかわからなくて
 とにかく聞いて欲しいと思ったので。」
「お坊さんの言葉は心に響くというか
 じんとくる。」
参加した僧侶も
「檀家さん
 門徒さんが減っているのは間違いないと思います。
 お寺にできること
 お坊さんにできることって何だろうなと思いながら。」
僧侶の力をネットの世界で生かそうというIT企業もある。
お悩み相談サイトの hasunoha。
利用者は無料でさまざまな悩みを相談することが出来る。
“人が信じられない”
“生きているのがつらい”
質問に回答するのは全国250人の僧侶たち。
宗教に通じる立場ならではの回答もある。
“気持ちの弱い私はどうすればよいのでしょうか”
この質問に対し僧侶は
欲しいものが手に入らない苦しみを表す
「求不得苦(ぐふとくく)」という言葉を使って説いた。
“求めようが
 なりたい自分になるにしても
 限界があります
 今のあなたのままで十分です”
“読みながら涙が止まらなくなりました”
サイトの仕組みは
企業の収入源はウェブ上の広告である。
多くの人がサイトを訪れれば利益が上がる。
相談に乗る僧侶はネットで寺の名前が知られることがメリットになる。
実際この相談サイトをきっかけに寺に通う人も出ているという。
僧侶の回答は誰でも見ることが出来る。
SNSの“いいね”に代わる“有り難し”のマークがあり
人気の回答がひと目で分かる。
質問は多いときで1か月の約600件。
回答する僧侶の数が足りず質問を制限することも多いという。
(hasunoha運営会社)
「インターネットを介すことによって自由にお坊さんをある意味選べる。
 本当に寄り添ってくれて自分の苦しみに向き合ってくれるお坊さんが
 遠くに離れていようがインターネットでつながれるし
 お寺と一般の方をリアルで結びつける役割は
 多少なりはできているかなという気はしています。」
ビジネスやITの力で
僧侶たちの力をもっと身近にしようという動きが広がっている。




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