日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

COP10 一連の会合始まる

2010-10-16 22:45:07 | 報道/ニュース
  16日、NHK 週刊ニュース


  今週から名古屋氏で生物多様性をテーマにした国際会議COP10の一連の会合が始まる。
  数多くの生き物が共生し豊かな自然をはぐくんでいく生物の多様性が、脅かされている。
  毎年4万種という、かつてないスピードで絶滅していると推定する専門家もいる。
  このような状態をどのようにしてくい止めるのか。
  2002年に
  “生物多様性が失われるスピードを著しく減少させる”という国際的な目標が定められた。
  しかし乱獲・開発などで歯止めがかからず効果はなかった。

  国際目標の最終年にあたる今年、
  名古屋で開かれる会議ではより具体的な目標が求められている。
  いくつかのアプローチの中で大きなテーマになっているのが生物資源をめぐる問題である。
  南アフリカに自生するぺラルゴニウム・シドイデスの根が莫大な富を生み出す。
  根から採れるエキスが、ドイツで売り上げを伸ばしている風邪薬の主要な成分になるのである。
  こうした植物などが生物資源とよばれている。

  貴重な収入源になるため群生していた場所からは根こそぎ掘り起こされる。
  南アフリカ政府の開いたシンポジウムで南アフリカ政府は、
  先進国の商売のために途上国が荒らされる、
  製薬会社が引き起こす乱獲を生物資源を奪う海賊行為だと批判している。

  南アフリカ パンドール科学技術相
  「私たちの国では生物資源を奪う海賊行為を許してはならない。」
  一方ドイツの製薬会社は反論している。
  「許可なく採ったぺラルゴニウムを売る人がいたとしても、南アフリカ政府が
   取り締まるしかないと我々は考えている。」

  今回の会議では、
  こうした無秩序な乱獲を防ぐ、生物の多様性を守っていく方策が話し合われている。
  生物資源の利益配分する際のルール作りである。
  生物資源の多くは途上国にあるが自然を守るためには資源が足りない。
  そこで、技術に優れた先進国の企業が生物資源を使って得た利益を途上国に配分することで、
  自然を守ろうという発想である。

  しかし、事前の会合で話し合いは難航している。
  豊かな生物資源を保有しより多くの利益配分を求めたい途上国、
  資源活用が制限されるとして厳格なルールに反対する先進国がどこまで歩み寄れるか
  見通しは立っていない。

  マレーシア政府代表
  「生物資源を奪う海賊行為をなくし阻止する規制が制定されるよう、
   途上国の途上国の足並みをそろえる。」
  EU代表
  「意見の相違点を減らせるよう務める。」

  限りある生物資源を枯渇させずに持続的に利用するためには
  どのような目標設定が可能なのか、
  話し合いは今月29日の最終日までぎりぎりの調整が続きそうである。





  











  
コメント

はやぶさの微粒子 「地球外物質」の可能性

2010-10-15 23:03:36 | 報道/ニュース
  7日、 めざましテレビ


  小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの中から
  地球外物質の可能性がある微粒子が多数見つかったと、JAXAが発表した。

  小惑星探査機「はやぶさ」の経緯
  ‘03年 5月 打ち上げ 
  ‘05年11月 小惑星「イトカワ」到着 試料採取装置作動せず
  ‘10年 6月 地球帰還 カプセル回収 カプセル内に微粒子発見

  「はやぶさ」プロジェクトマネージャー 川口淳一さん
  「地球外の物質かどうかの分析は数ヶ月かかる。」と話していた。

  その後。0,01mmまで見える光学顕微鏡での分析では、地球外物質は発見できなかった。
  特殊なヘラでカプセル内壁から「ちり(微粒子)」を採取し、電子顕微鏡で分析したところ
  0,001mm以下の微粒子100個採取。
  「地球上の物質と断定できない。」つまり地球外物質の可能性がある。

  JAXA宇宙科学研究所の上野副グループ長
  「イトカワ由来のものか可能性はわからない。数が増えたことでチャンスが増えた。」

  ‘10年12月 兵庫県にある大型放射光施設「スプリング8」で
  微粒子の立体構造などを調べるなどの分析を経て、イトカワの物質かどうかが判明する。

          
コメント

大沢親分

2010-10-14 22:42:58 | 編集手帳
  8日 読売新聞編集手帳



  広岡達朗さんがプロ野球・西武の監督に就任した頃である。
  選手の食生活にも目を光らせる「管理野球」が話題を呼んだとき、
  日本ハム監督の大沢啓二さんが噛(か)みついた。
  〈オラァ面白かねェぜ。菜っぱ食って強くなるなら、毎年、羊がホームラン王よ〉。
  各界の名言・迷言を集めた山藤章二さんの著書『ついついの発言』(講談社)から引いた。
  大沢さんは、「毎年、ヤギさんチームが優勝するぜ」とも語ったらしい。

  広岡さんは菜食主義を唱えたわけではないので、批判には早合点の気味があるのだが、
  早合点も激情も、すべてを引っくるめて愛されたところが人徳だろう。
  大沢さんが78歳で急逝した。

  (接戦に敗れて)「よく追い込んだ。グチはよそうぜお富さんだ」。
  (大敗を喫して)「きょうは話すことはない。負けたときは監督が悪い、と書いておいてくれよ」。
  本紙の縮刷版には、“親分”の愛称を裏切らない監督時代の大沢語録が残っている。
  近年はスポーツ界のご意見番として、
  テレビの情報番組で毎週、辛口にして人情味あふれる論評を聞かせてくれていた。

  日曜日の朝が、すこし寂しくなる。

コメント

小沢氏 強制起訴へ 検察審査会が議決

2010-10-13 22:27:34 | 報道/ニュース


  9日、NHK週刊テレビニュース


  4日、小沢氏の資金管理団体が購入した土地をめぐり、
  終始報告書にうその記載をしたとして東京地検特捜部が捜査してきた事件、
  検察審査会は2度“起訴すべき”と議決。
  小沢氏は強制起訴されることとなった。

  この検察審査会による強制起訴は裁判員制度と同様、
  司法の場に市民感覚を反映させようと、去年5月から新たに始まった制度。
  一般の有権者で、無作為に選ばれた11人が審査員となった。
  検察が不起訴とした判断が妥当かどうか改めて検討する。
  審査の結果11人中8人以上の賛成で“起訴すべき”と2度議決をしたら、
  検察の不起訴の判断は覆されて強制起訴となる。

  今回議決をした審査員は男性5人、女性6人、平均年齢30,9歳ということだが
  審査は非公開。

  議決書では、有罪の可能性があるのに“検察の判断だけで起訴しないのは不当であり、
  国民は裁判所に無罪か有罪か判断してもらう権利がある”と結論付けている。

  今回の議決について専門家の評価は分かれている。
  議決を評価 東京経済大学 大出教授
  「判断が本当に妥当なのかは公開の裁判の場で確認すべき。」
  議決に疑問 元検事
  「起訴されたら有罪と扱われ、社会的な不利益を受ける。
   高度の有罪の見込みがなければ起訴しないという従来の基準が正しいのではないか。
   有罪の見込みがあれば高度でなくても起訴をするとなると冤罪を生む。」

  野党側は、野党7党の国会対策委員長が対応を協議し、
  小沢氏の国会招致を求めることになった。
  小沢氏は、裁判で全面的に争う姿勢を示した。





 


コメント

“ベイスターズ身売り騒動” 売却先は?本拠地は?

2010-10-12 23:06:27 | 報道/ニュース
  4日 めざましテレビ


  1日に大きく報じられた横浜ベイスターズの身売り、
  2日には横浜の買収に住生活グループが「前向き」と伝えられた。

  横浜ベイスターズ球団の親会社TBSは、2002年にマルハに変わり筆頭株主になった。
  横浜ベイスターズの成績は、
  `02年~`04年最下位、`05年3位、`06年最下位、`07年4位、`08年~`10年最下位
  と、9シーズン中今シーズンも含めて最下位が7回。
  今シーズンもすでに90敗を喫し、最下位が確定している。

  不況の影響などによりTBSは、
  球団に対し毎年年間20億円以上補てんしていることが重荷になり、売却の動きが出てきた。
  現時点で交渉の軸は住生活グループである。
  
  住生活グループは「INAX」「トステム」などを傘下にもつ、住宅設備最大手である。
  今年から「リクシル」という統一ブランドになり、知名度UPをねらっていると考えられる。
  売上高約9826億円(`10年3月期)。

  今回の身売り騒動では今年3月にプロ野球招致の組織を立ち上げた新潟市が準本拠地の
  候補地としてあがっている。

  家電大手ノジマも買収に手を上げてきた。
  ノジマは横浜に本社があり、すでユニホームのロゴのスポンサーである。
  ノジマの野島広司社長
  「ベイスターズは横浜のシンボル。地元貢献の意味でも神奈川の企業がやるべき。」

  申請・審査 → 実行委員会及びオーナー会議の承認(11月30日期限)
  → 預かり保証金25億円納入(10年後返却) → 協力金4億円、手数料1億円納入
  さらに、選手年俸・スタジアム使用料・球団維持費・・・

  球団を買収するメリットをどう考えるのか、
  野球ビジネスをいかに変えるかが、今、問われている。


  










コメント

鈴木さん 根岸さん ノーベル賞受賞

2010-10-10 23:03:08 | 報道/ニュース
  9日 NHK週刊テレビニュース
 

  パデュー大学 根岸英一特別教授  ノーベル化学賞
  北海道大学  鈴木章名誉教授   ノーベル化学賞

  日本人ノーベル賞受賞者
  科学    1981年 福井謙一  2000年 白川英樹  2001年 野依良治
         2002年 田中耕一  2008年 下村脩  2010年 鈴木章 根岸英一
  生物学   1949年 湯川英樹  1965年 朝永振一郎  1975年 江崎玲於奈
         2008年 南部陽一郎 小林誠 益川敏英
  医学・生理学  1987年 利根川進
  文学・平和   1968年 川端康成 1974年 佐藤栄作  1994年 大江健三郎

  アメリカ国籍を取得している南部陽一郎さんを含め、日本人は18人が受賞している。
  自然科学系分野では一昨年までの10年間に日本では8人が受賞していて、
  これはアメリカに次いで2番目。
  日本のものづくりを支える科学技術の底力を示している。

  今回、根岸さんと鈴木さんの受賞理由となったのは、“クロスカップリング”とよばれる化学反応。
  炭素を含む有機化合物は、種類が異なると混ぜ合わせても結合しない。
  パラジウムという金属を触媒にして効率的に化学反応を起こして、
  新しい有機物を作り出すのに成功した。
  この技術は身の回りで欠かせないものになっている。
  薄型テレビや携帯電話に使われている液晶や、有機EL、医薬品など、
  幅広い分野でクロスカップリングの技術が使われている。

  鈴木さん、根岸さんがこの画期的な化学反応を見出すまでには、
  一人のアメリカ人研究者との出会い、日本人研究者同士の切磋琢磨があった。
  鈴木さんと根岸さんはともにパデュー大学の研究者から大きな影響を受けた。
  1979年にノーベル賞を受賞したハーバート・ブラウン博士である。
  かつて鈴木さんは、ブラウン教授の研究室に留学、2年間の指導を受け、
  有機化学の奥深さにひきこまれたという。
  鈴木さん
  「私の現在の研究を提案してくれた先生。
   教科書に載るような研究をしろとブラウン先生によく言われた。」
  大学卒業後、帝人で研究に取り組んでいた根岸さんは、
  自分の目指す研究に打ち込むためにアメリカへ渡ることを決めた。
  そこでブラウン博士とであった事が人生を劇的に変えたという。
  根岸さん
  「ブラウン教授は私の唯一で真の恩師です。」

  鈴木さんと根岸さんがブラウン博士と出会いのあと、本格的に取り組んだのが
  “クロスカップリング反応”の研究だった。
  昭和52年、根岸さんは亜鉛を使って二つの物質を効率よく安定して供給させる方法を発見。
  昭和54年、鈴木さんがホウ素を加えることでより効率的に反応を起こす方法を確立した。

  二人をよく知る研究者は、
  当時の日本人研究者の切磋琢磨がこの画期的な技術を生んだと考えている。
  中央大学 檜山教授
  「可能性を求めて、ゴールドラッシュみたいですね。発見に対してワクワクしている時代。
   受賞は日本の有機合成のレベルは世界を引っ張っていることを証明している。」

  さまざまな有機化合物を大量生産できるまでに技術を飛躍させた鈴木さんと根岸さん、
  ノーベル賞という大きな賞につながった研究人生を振り返る。
  鈴木さん
   「日本のような資源のない国、人と人の努力でできる知識しかない国では
    理科系の発展は非常に重要だ。若い人たちの役に立つような仕事を続けていきたい。」
  根岸さん 
   「大きな夢を持つということ。
    基本的な能力があれば、正しく夢を追っていけば、私も50年夢を追っているわけだが、
    その夢が実現する可能性はかなり高いと思う。」




























  








 
  

          
コメント

日銀 金融緩和 ゼロ金利復活

2010-10-09 23:02:19 | 報道/ニュース

  9日、NHK週刊テレビニュース


  5日、日銀は、
  “日本経済は急速な円高などでデフレ脱却遅れる可能性が強まっている”と判断。
  政策金利を年0,1%前後から、0%~0,1%程度に引き下げ、
  実質0%にすることに決めた。
  ゼロ金利政策の復活は平成18年7月以来、4年3ヶ月ぶり。

  日銀の金融緩和政策
  ①ゼロ金利政策  この実質0%の金利を
  ②デフレ脱却までの継続
  ③35兆円規模の基金の創設

  この新たな基金とは・・
  日銀の用意した基金は35兆円の規模があり、
  この基金の一部を元手に市場から国際、社債、上場投資信託
  といった金融商品を買い取るといった方針を打ち出している。
  これによって市場に大量の資金がいきわたるようにするというねらい。
  こうした金融商品のひとつに不動産投資信託がある。
  これは、投資家から不動産の開発資金を集めるために売買されているものだが、
  地価下落で取引が低迷すると値下がりのおそれがあるので、
  比較的リスクのある金融商品とされている。
  これを日銀が買い取ることで、不動産市場に資金が供給される。
  それにより活発な投資が期待できる。

  日銀が異例の緩和策を打ち出した翌6日、東京株式市場の日経平均株価は上昇。
  なかでも不動産会社の株価は大きく値上がりした。
  投資家
  「不動産投資信託を買うというのは非常なインパクト。あそこまでよくやったと感心した。」
  日本土地建物販売 橋本さん
  「日銀の政策はチャンス。
   不動産の価値を高めていく可能性が十分秘められた政策と思うので期待したい。」






  








 
コメント

LG テレビ市場に再参入 日本勢と「ガチンコ勝負」

2010-10-08 23:20:48 | 報道/ニュース
  28日 めざましテレビ


  テレビ世界2位の韓国LGが、昨日、2年ぶりに日本市場に参入、
  11月から大手家電量販店を通じて液晶テレビ10種を発売すると発表。
  今後5年以内に日本で5%以上の販売シェアを目指す。

  薄型テレビのシェア(2009年、出荷台数ベース)
  日本では、シャープ 35.9%、パナソニック 22.1%、東芝 17.6%、
       ソニー 11.2%、日立製作所 5.3%、三菱電機 3.7%・・・
  といずれも日本メーカーばかりだが、
  世界のシェアは、サムスン電子 19.3%、LG電子 12.2%、ソニー 9.6%、
          パナソニック 7.6%、シャープ 6.1%、東芝 5.3%・・
  韓国勢が1,2位、日本勢は3位以下に甘んじている。

  LGは2005年日本で地デジ対応薄型テレビを発表したが、
  知名度の低さから普及せずに2008年撤退した経緯がある。
  この一方LGは2006年から携帯電話の販売を開始して若者を中心に支持を集め、
  累計販売台数は約400万台になっている。

  サムスン、LGといった韓国勢は、
  まず携帯の販売を通じて知名度を高める手法で世界を席巻しているが、まさに
  LGは日本で携帯で知名度アップし、今年テレビ市場に再参入。
  朝日新聞は、日本技術者の引き抜きもあるとしている。
  LGは再参入にあたって
  日本メーカーから引き抜いた日本人数名とチームを組んで開発を本格化し、
  徹底した市場調査で日本人消費者のもとめる機能を付け加えた。

  LGのリ・ギュホン日本法人社長
  「技術の集大成を示したい。
   テレビの設計技術は日本メーカーとあまり変わらない。
   5年後に年50万台までいきたい。」

  パナソニック 大坪文雄社長
  「LGとはガチンコ勝負になる。
   海外で彼らの強さはわかっている。」

  フジサンケイ ビジネスアイは、『攻める中韓家電との本土決戦』としている。






コメント

世代別クエスチョン「夫をホレ直した瞬間は?」

2010-10-07 23:50:00 | 芸能
  29日、笑っていいとも!


  40代女性の既婚女性の実態(過去の放送分の40代女性の回答から)

    ○結婚を漢字一文字で表すと?
      1位 忍、 2位 耐、 3位 苦、 4位 怒、 5位 憎

    ○サマージャンボで3億円当たったら?
      1位 ローン返済、   2位 離婚、   3位 夫以外と旅行、   
      4位 貯金、   5位 誰にも言わない

    ○もし一度だけ夫に魔法が使えるとしたら?
      1位 給料を上げる、  2位 有名人と取り替える、  3位 単身赴任させる、
      4位 髪の毛を増やす、 5位 消してしまう

     

  アラゆる世代の既婚女性に聞きました!
  「夫をホレ直した瞬間は?」


      1位       2位         3位         4位        5位

 20代 ワガママを   バリバリ仕事を   家事&育児を   出産に      誕生日に
      きいてくれた  している姿     手伝ってくれた  立ち会ってくれた サプライズ

 30代 バリバリ仕事を 家事&育児を    ワガママを    旅行先で     機会に強い
       している姿   手伝ってくれた   きいてくれた   英語で話す

 40代  ない      バリバリ仕事を   虫を退治     機会が強い    ホレていないので
                している姿     してくれた               答えられない

 50代 母を大切に   重い荷物を     ワガママを    寝ずに      体調を
       してくれた  持ってくれた     きいてくれた   看病してくれた  気遣ってくれた

 60代  体調を     重い荷物を     結婚式で感動の  ワガママを    寝ずに
       気遣ってくれた 持ってくれた    スピーチ      きいてくれた   看病してくれた

  








 


コメント

北朝鮮の後継者 つくられるイメージ

2010-10-06 23:22:11 | 報道/ニュース
  2日 NHK週刊ニュース


  キム・ジョンイル氏の正式な後継者が、三男キム・ジョンウン氏に決まった。
  朝鮮労働党指導部の写真から、座っている位置から党内で第五位に抜擢されたことがわかる。
  党の代表社会の映像では、父親そっくりのジョンウン氏の拍手の仕方、
  背広・軍服の中で父と同じジャージを着用していることで特別な存在とわかる。

  ジョンウン氏は20代後半と見られているが、ジョンウン氏の年齢について北朝鮮指導部は
  去年ごろから説明を変えている。

  静岡県立大学 伊豆見元教授
  「キム・ジョンイル総書記は2012年に70を迎える。
   新しい指導者は30歳と一緒に頭に浮かぶ。
   これが代を継いで権力・権威・革命の伝統が継承される印象を国民に与える。」
  ジョンウン氏の年齢は2012年に30歳にするための変更だと分析する。
  2012年は故キム・イルソン主席の生誕100年にあたる。
  この年、キム・ジョンイル総書記は70歳、キム・ジョンウン氏は年齢を変更すれば30歳
  いずれも“切のよい数字”になる。

  歴史を変える作業はキム・ジョンイル総書記が故キム・イルソン主席の後継者になったときも
  行われた。
  去年、朝鮮中央テレビ
  「キム・ジョンイル将軍がペクトゥ(白頭)山の精気を抱いて誕生された。
   キム将軍の兵士としての生活はペクトゥ山で始まり、生まれて初めて手にとられたのは
   母親の銃だった。」
  北朝鮮はペクトゥ山を“抗日パルチザン闘争根拠地”があった場所としている。

  伊豆見教授
  「作られた神話で大きいのはペクトゥ山。
   キム・ジョンイル総書記が生まれ、キム・イルソン主席が抗日戦争をやっていた、と。
   実際はその時期にキム・イルソン主席はペクトゥ山にいたのではなく、ソ連に逃げていた。
   キム・ジョンイル総書記はソ連で生まれたわけである。」

  こうした神話が生まれたのは金・ジョンイル総書記のカリスマ性を高めるためで、
  ジョンウン氏も同じような神話がつくられるとみられる。

  伊豆見教授
  「まだ若いジョンウン氏が先頭に立ち重要な仕事をしていくことになるので、
   第一に重要なのは能力の高さ、ある種の天才性が必ず言われるだろう。
   革命に対して献身する姿勢ではるかに人を上回っている,
   りょうがしていることを宣伝しなくてはいけない。」









  






  

  
コメント

第9地区

2010-10-05 23:07:07 | DVD
  第9地区             


  原題: District 9
  監督: ニール・ブロムカンプ

  製作国: 2009年アメリカ映画

  ストーリー
  1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。
  政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、
  やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。
  彼らが最初に出現してから28年後
  2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を
  「第10地区」に移動させる計画を立てる。
  製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。

  突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、
  マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。
  本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。
  俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。
  そのオリジナリティーあふれる物語と、
  摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。
コメント

芯の強さを秘めた女優 池内淳子さん

2010-10-04 20:09:07 | 編集手帳
  10月1日 読売新聞編集手帳より抜粋




  橋田寿賀子さんが書いたテレビドラマの脚本に、妻が夫に残酷な言葉を吐く場面があった。
  「私には言えません」。
  妻役の池内淳子さんは、そのセリフを泣いて拒んだ。

  橋田さんがスタジオに駆けつけ、
  「池内淳子ではなく、役の人物が言っているのだから…」、
  そう説得したという。
  橋田さんがある座談会で披露したこぼれ話にある。(岩波書店『向田邦子シナリオ集あ・うん』所収)

   -略ー
  
  しばしば演じてきた、
  表面は穏やかで内側に芯の強さを秘めた母親役を瞼(まぶた)に浮かべるとき、
  いかにもその人らしい挿話に思われる。
  ドラマ『女と味噌汁』や舞台『三婆』などで親しまれた池内さんが76歳で亡くなった。
  
  電話を切ったあと、心配ごとが胸をよぎって、受話器を見つめる。
  そんな演技の似合う人だった。お会いしたことはないが、
  母親をもう一度、見送ったような気分のなかにいる。
コメント

日中関係修復は進むのか

2010-10-03 23:13:57 | 報道/ニュース
  2日 NHK週刊テレビニュース


  中国漁船による衝突事件で、中国人船長の釈放の経緯などをめぐり国会で応酬。
  
  自民党小野寺衆院議員
  「戦後最大の外交敗北だ。」
  自民党塩崎元官房長官
  「国民は怒っている。領土を守る覚悟がどれほどあるのか。」
  菅首相
  「尖閣諸島はわが国の固有の領土。
   この点に関して日中韓に領土問題は存在していない。
   その姿勢でこれまでもこれからも臨んでいく覚悟だ。」
  政府は中国人船長の釈放で自体の収集を図りたい考えだった。しかし
  中国中央テレビ
  「日本側はこの事件で中国側に謝罪と賠償をしなければならない。」
   中国政府は強硬姿勢をとり続ける。
  26日、菅首相これに対し、
  「謝罪とか賠償は考えられない。まったく応じるつもりはない。」
  27日、仙谷官房長官は
  「現時点ではボールは中国にある。」
  翌日、強硬な発言を繰り返してきた中国政府に変化の兆しが
  「中国は日中関係を重視している。
   日中関係の安定的な発展には互いが努力し同じ方向に向かう必要がある。」

  その二日後、無断で軍事管理区域に入ったとして中国当局に拘束されていた、
  日本の建設会社の社員4人のうち3人が解放された。
  中国が一人だけ高速を続ける背景には、日本側が中国漁船の乗組員14人を帰国させたあとも
  船長の拘留を続けたことに対抗という見方もある。
  
  温家宝首相、国慶節を迎えるにあたり
  「中国の発展は、誰かを傷つけたり誰かの脅威になったりしない。
   国が強くなっても覇権は求めない。」
  世界各国の大使が集まる中、
  国際社会で高まる中国脅威論を打ち消したいねらいがうかがえる。
  教鞭な姿勢で急速に冷え込んだ日中関係をこれ以上悪化させたくない
  という思惑があると見られる。

  1日、菅首相
  「中国には国際社会の責任ある一員として適切な役割と言動を期待。
   日中両国間に問題が生じたとしても隣国同士として冷静に対処が重要。」
  政府は拘束されたままの一人の開放を急ぎ事態を収束させ、
  日中関係修復を図ることにしている。







  







コメント

前大阪地検特捜部部長ら逮捕

2010-10-02 22:25:57 | 報道/ニュース

  10月2日 NHK週刊テレビニュース


  大阪地検特捜部主任検事、前田恒雄容疑者が証拠として押収したフロッピーを
  改ざんしたとして逮捕された事件。
  大坪前特捜部長と佐賀前副部長は、意図的な改ざんを知りながら
  発覚しないよう隠ぺいした疑いがもたれている。

  大坪前部長は
  「前田検事が『間違えて書き換えた。』と説明しているという報告を受けたが
   当時すでに正しいデータが裁判に出されていたこともあり、
   わざとだとしても説明がつかないと判断しフロッピーを調べなかったことなど、
   対応に問題があったが改ざんを隠したことは絶対にない。」
  と話していた。
  佐賀前副部長は
  「証拠を書き換えた問題を隠ぺいしたことはない。
   そうした指摘は自分の記憶や当時の日誌の記録とも異なる。
   一連の問題は当時大阪地検の上層部にすべて報告していて
  『問題ない』とする判断は大坪前部長と二人だけでしたのではない。」
  と話していた。

  大坪前特捜部長がトップを務めていた特捜部 “最強の捜査機関”とよばれ、
  おかれているのは大阪、東京、名古屋の三つの地検だけである。
  容疑者の逮捕と裁判所への起訴の双方を自ら行う権限を持っている。

  特捜部長を経験すると、その後各地の地検トップの検事正や高検トップの検事長など
  検察の主要ポストへの登用が多く、エリートコースといわれている。
  その特捜部の隠ぺいを主導したとすれば検察の組織そのものが厳しく問われることになる。
  
  元東京地検特捜部副部長 若狭勝弁護士
  「前田検事が証拠隠滅容疑で逮捕されたことはゆゆしき問題だが
   彼の検事としての資質が大きく欠如していたと、個人に帰結する。
   特捜部ナンバー1、ナンバー2の逮捕は、特捜部の組織として事件を起こした。
   検察の危機的状況と言える。」

  最高検の調べによると、大坪前特捜部長はデータの改ざんについて
  「過失で処理しろ」と支持していたとされ、隠ぺいとみて調べている。
コメント

政治に揺れた9月

2010-10-01 23:36:13 | 編集手帳
  9月30日、読売新聞 編集手帳


  『源氏物語』で光源氏が言う。
  〈さかさまに行かぬ年月よ〉。
  時間は逆向きに流れてくれぬ、と。
  老いを語った言葉だが、過去に戻ることができないのは万物の宿命でもある。

  潮位が10メートル上がり、のちに10メートル下がれば海面の高さは元の通りだが、
  水が引いた陸地の光景は一変していることだろう。
  さかさまに行かぬ年月よ、である。

  省エネ家電などの部品に欠かせないレアアース(希土類)の対日輸出を停止していた中国が、
  規制の手綱を緩めたという。
  「尖閣」で悪化した日中関係の修復を模索している、との観測もある。

  仮にそうだとしても、日本の大使を休日の真夜中に呼び出したり、
  報復さながらに日本人の身柄を拘束したり、
  品のない振る舞いに、多くの日本人の中国を見る目が一変したあとである。
  「戦略的互恵関係」を無邪気に語れた過去に戻ることはできまい。
  この図体(ずうたい)の大きな傲(おご)れる隣人と、どう付き合っていくか。

  民主党の代表選挙、内閣改造、尖閣と、政治に揺れた9月もきょうで終わる。
  〈かんがふる一机(いっき)の光九月尽(くがつじん)森澄雄〉。
  菅首相にも秋の夜長、国の行く末をじっくり考えてもらおう。

コメント