箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ときには緩める

2017年02月13日 07時49分12秒 | 教育・子育てあれこれ


人間、ときには緩和が必要です。

先日、業者にきてもらい、三中のピアノ3台を調律してもらいました。

いつもピンと張ったピアノの弦だと、息切れしてしまいます。

そこで、ピアノの弦は少しずつゆるんできます。

これは、弦が緊張を緩めようとするからです。

緊張と緩和。このバランスが大切です。

たしかに、2月11日の駅伝大会のブログで書いたように、生徒たちが、ここぞというときには、情熱や本気は大切です。

しかし、人間の心は、緊張感やテンションの高い状態を保ち続けると余裕や遊びを失い、まわりとの調和ができなくなります。

まわりとの調和を欠くと、うまくいかないのは、他者に原因があるととらえがちになります。

そして、友だち関係や人間関係の不協和音は、ますます広がり大きくなります。

毎日の学校生活を送る中で、乱れが生まれてくる心のバランスを、意識してとりもどしていくようにしたいものです。

おとなは、子どものこころのようすをよく見守りたいのです。