
私は、日々中学生がたくさん集まる環境に身を置き、感じることがあります。
それは、一歩学校を離れて、巷に出ると、いわゆる「団塊の世代」にあたる、現職から引退したが、まだまだまだ体力的に元気そうな初老の人をたくさん見かけます。
そんな人たちのなかには、(あえて男性・女性という性に分けていうならば、)男性の人の表情に険しいことが多いと感じます。
中学生の柔らかな表情とのギャップが大きすぎて、とまどいます。
一様に眉間にしわを寄せ、道を堂々と歩かれています。スーパーの通路を、わが道を行くがごとくゆっくりと歩かれています。
誰かとすれ違うときには、「あんたが道をあけなさい」というオーラを感じます。
一方、若い人ほど、自分から道をあけてくれる場合が多いようです。
なんでそんなに「偉そうに」するの?
思わず言いたくなります。
おそらく、「わたしは、戦後の日本高度成長期を支えたてきたのだ!」という自負があるのかも。
若い頃、モーレツ社員として働いて部長にまでのぼりつめたのだ。
そんな人ほど、人の肩書きを重んじるようです。
すべての人がそうだとはいいませんが、そんな思いや自負があるのかもしれません。
そして、彼らはつぶやきます。
「最近の若い奴は・・・」
でも他人の非難はやめて、もっとほほえんでください。
冗談を言い、にこやかにしたほうが、人生の先人から学びたいという人が集まってきやすいと思うのは、私だけでしょうか。