箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

微笑って大切

2017年04月08日 10時44分13秒 | 教育・子育てあれこれ

私は、日々中学生がたくさん集まる環境に身を置き、感じることがあります。

それは、一歩学校を離れて、巷に出ると、いわゆる「団塊の世代」にあたる、現職から引退したが、まだまだまだ体力的に元気そうな初老の人をたくさん見かけます。

そんな人たちのなかには、(あえて男性・女性という性に分けていうならば、)男性の人の表情に険しいことが多いと感じます。

中学生の柔らかな表情とのギャップが大きすぎて、とまどいます。

一様に眉間にしわを寄せ、道を堂々と歩かれています。スーパーの通路を、わが道を行くがごとくゆっくりと歩かれています。

誰かとすれ違うときには、「あんたが道をあけなさい」というオーラを感じます。

一方、若い人ほど、自分から道をあけてくれる場合が多いようです。

なんでそんなに「偉そうに」するの?

思わず言いたくなります。

おそらく、「わたしは、戦後の日本高度成長期を支えたてきたのだ!」という自負があるのかも。

若い頃、モーレツ社員として働いて部長にまでのぼりつめたのだ。

そんな人ほど、人の肩書きを重んじるようです。

すべての人がそうだとはいいませんが、そんな思いや自負があるのかもしれません。

そして、彼らはつぶやきます。

「最近の若い奴は・・・」

でも他人の非難はやめて、もっとほほえんでください。

冗談を言い、にこやかにしたほうが、人生の先人から学びたいという人が集まってきやすいと思うのは、私だけでしょうか。