学期末になると、ふつう中学生には提出物がいろいろな教科であります、
それは、その教科の成績に入れる場合が多いものです。
提出締め切り日を何月何日と決めて生徒に連絡します。
通常、提出日に遅れて出す生徒もいますので、「遅れて出す場合は、○月○日の○時まで」とします。
特別な場合、たとえばその日時には病気で来れなかったという事情がある場合をのぞいて、間に合わず出す生徒の提出物を教師は受け取りません。
「そんな厳しくしなくても。せっかくやってきたのだから、先生はもっと寛容でないと」という声もあるでしょう。
「寛容」とは、「人を許す寛大さがあり、相手を受け入れて、とがめないこと」と、解釈されるでしょう。
しかし、受け取らないことも寛容だとわたしは考えます。
もし受け取っていたら、相手の生徒は同じ過ちを繰り返すかもしれません。
受け取らないことで、相手は二度と遅れまいと思うでしょう。
寛大とはちがい、ほんとうに寛容な先生とは、相手のことを思うからこそ受け取らないのです。
これは、相手が失敗から学べるように、受け入れているので、相手に対して「寛容」なのです。
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