これからの時代、わが国では平均寿命は上がり、60歳定年が延長される可能性があります。
ともなって、一生涯同じ職場で働き通すのではなく、転職が多くなり、また兼業や副業も規制が緩和されるであろうという人もいます。
いまの中学生が社会に出て、働くようになる頃には、仕事に対する人々のとらえ方や意識も少しずつ変化しているかもしれません。
今の全国の小学校6年生の子どもの約半数が100歳まで生きるという研究者もいます。
もし、人生100歳時代が来るなら、今までは60歳定年、20数年が余生だったのに、定年後まだ40年も生きることになります。
また、男女共同参画社会は、対等な男女の雇用という面では、まだまだ課題がありますが、いま以上に改善はされてくるでしょう。
ほんとうに少しずつですが、育休をとる男性も増えてきました。
ただ高齢化社会が進行しても、「働くこと」が人の人生のなかの大きな位置を占めることに変わりはないでしょう。
ということは、働くことに生きがいをいかに見つけるかは、今後も重要な課題になります。
もちろん、経済面から収入を得るために働くという人もいるでしょう。
でも、働くということで、社会や他者に貢献しているという実感をもてることが、「働くこと」の大きな役割であり意味です。
転職や副業が増えても、それぞれの仕事で、働く満足感や周りや人への貢献感を保っていくことが必要です。
少なくとも「面白くないから、仕事をやめます/かわります」や「ほかの仕事もします」という意識や考えにならないことが、今の中学生たちに求められるのでしょう。
そもそも、仕事はやらされていると思うからしんどくなり、重荷になったりするのです。
この仕事をやるという覚悟をして、やりがいを見つければ、仕事が楽しくなるのではないでしょうか。
衣食住の欲求や安全の欲求、承認される欲求などと並んで、働きがいを感じたいことは、人間の根源的な欲求なのでしょう。
今の中学生が働く欲求を実現できるよう、取り組むものごとにやりがいをみつけられる人になることを願います。
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