保育士の配置基準は改善が求められます。
国が定める配置基準は、保育士一人が担当する子どもの数について、
0歳児が3人
1~2歳児が6人
3歳児が20人
4~5歳児が30人となっています。
この基準はもとは1948年に定められ、変わってきていますが、4~5歳児の30人というきまりは一度も変わらず、現在に至っています。
政府は「異次元の少子化対策」をこの3月末までにまとめようとしていますが、配置基準の引き下げも検討しています。
くわえて、課題として保育士の報酬面の待遇改善も求められます。
一人の保育士が担当する子どもの数が多く多忙であるうえに、給料が安いという問題点があり、離職する人が結構多くいます。
そして、自治体によってはなりたいと希望する人が多くはなく、人手不足はここでも起きています。
それゆえに、保育士の配置基準を引き下げる必要があるのはもちろんなのですが、たんに配置基準を引き下げるだけでは、保育士がたりなくなることも懸念されます。
もし保育士の人数がたりないと、認可が取り消される心配もあります。
したがって、保育士になりたいという人を増やす方策と配置基準の改善は、表裏一体で進めていかなければなりません。
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