箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

(続)50歳は折り返し点 成熟度を増す

2021年07月06日 07時17分00秒 | 教育・子育てあれこれ
人生100年において50歳は折り返し点と、前回のブログで述べました。

人間としての成熟度が大切になります。

50歳を過ぎたらニコニコしていたいのですが、たんにニッコリとするだけではありません。

黙ること、待つこと、聴くことの三拍子が必要です。

人は歳がいくほど頑固になります。そして待つことができなくなります。

人生経験が長いからといって、「君たちに何がわかるんだ」と、経験豊かな自分が正しいと一方的に口をはさみ、聴くことをしようとしない。

言いたいことがあっても黙り、微笑みながら、話に耳を傾けていると、職場でなら存在感のある上司になります。

成熟とは、世の中のしくみがわかっているので、恐れがなくなります。

若い頃は、エネルギーがありますが、世の中のことがわからず、そのぶん不安になります。

歳を重ねると、常識や思い込みから解放され、かえってやりたいことが自由にできるとも考えることができます。

人は成熟するほど、若くなるとも言えます。




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