新年が明けました。どんな年になるべきでしょうか。
日本の総人口は今1億2330万人ですが、2050年には1億468万人に減少すると推計されています。
東京都を除く都道府県はすべて、人口が減少するといわれています。
とくに秋田、青森、岩手、高知などの11の県では、人口が2020年から3割以上減ります。
コロナ禍のときには、地方への移住が進み、東京一極集中が緩和されるという見解がありましたが、若い人が進学や就職を機に上京する流れは結局変わりませんでした。
人口が減ると社会の活力が失われ、地域が衰えていきます。
教育面では、小中学校の統廃合が進むでしょう。子どもにとっては校区が広がり通学に時間のかかる子が出てきます。
医療面では病院も減っていくでしょう。
これからはオンライン診療が増えてくるかもしれません。地域の実情に応じた医療対策を進めていくべきです。福祉面では、将来も行政サービスを維持継続するには、市町村とか都道府県の枠を超えて、より広域な協力体制を組む必要が出てくるでしょう。
また就労面では、若い世代が地域に定着して定住できるには、年間を通した雇用がいります。
少子化対策も本腰をいれなければなりません。
医療費の自己負担を無償として、また自宅で育児する家庭を経済支援する自治体も出てきています。
若い人が地域で出産でき、子育てしやすい環境を整えていくのです。
ただし、生活の視点はダイバーシティ、多様性の尊重です。
つまり、いわゆるThink globally, act locally です。
多様性社会の一員としてのマインドをもち、活動の軸足・拠点は地域に置き、ゆるやかな人間関係をたもち、協働して生きる。
そして、子どもの豊かな成長を育む。
2024年をそのような時代の幕開けの年として展望します。
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