インターハイは、全国の高校が日本一の栄冠をかけて闘う全国大会です。
正式には全国高等学校総合体育大会です。
この大会はこのたび、2023年度4月から複数の高校で構成する「合同チーム」での参加が認められるようになりました。
全国的にみれば、現状では少子化の影響で学校代表としてのチームが人数不足で構成できないところがあります。
そこで、合同チームをつくり人数不足を解消しようとするもので、今回9つの競技で認められました。
ラグビー、水泳(水球)、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ソフトボール、ホッケー、アイスホッケーの9競技です。
もともとインターハイは1963年に第1回がはじまり、学校対抗の原則を貫いてきました。
しかし、この少子化の流れの中で競技人口が減り、学校対抗が維持できなくなってきたのです。
ただこの制度変更は、部員が足りない状況を打開する策ですが、この流れに乗じて意図的に「強いチーム」を編成するケースが懸念材料になります。
もしこのような事態がでてくれば、真面目に全国をめざす生徒たちの不利益になります。
ですから、厳密な合同チームの編成基準を確立すること、それからインターハイはあくまで学校教育の一環として実施されるものですから、チームの仲間意識を醸成するという教育的配慮が根づかなければなりません。
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