コロナ渦が一定程度終息し、街には観光客が増えてきました。
6月に京都へ行きましたが、もう修学旅行のピークは過ぎていました。
それでも、結構な数の修学旅行生を見かけました。
観光客が増え、京都の街には活気が戻ってきています。それは喜ばしいことでしょう。
しかし、喜んでばかりもいられません。
通勤バスに観光客の長蛇の列ができ、道路にはみ出しての写真の撮影、ゴミのポイ捨て。
いわゆるオーバーツーリズムという問題が顕在化しています。
修学旅行生はそのようなことはしませんが、おとなの観光客のマナーの悪さには閉口します。
このままでは、旅行は持続可能なアミューズメントにはなりません。
旅行者と地元の人びとの良好な関係づくりが欠かせません。
いま、修学旅行のプログラムとして、旅行先と旅行者が共存していく旅行者であるための「ツーリストシップ」が注目され始めています。
「消費する旅」から「豊かな旅」にシフトしていくための旅行者の心構えや行動を旅行者側から起こしていく関係のことです。
「調べる」「あいさつ」「聞く」「読む」「守る」「生かす」という6つのアクションを旅行者側から発していくのです。
そのようにして、旅行者と旅行先の間に良好な関係を築こうとするものです。
その6つのアクションを修学旅行生が当日現地で実行するのがツーリストシップです。
学習の深まりに期待します。
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