分厚さが5cmの国語辞典と4cmの漢字辞典があり、児童が28人いるクラスで全員分の辞典を立てて横に並べました。
その長さを表す式は
5×28+4×28
(5+4)×28
下線部は何を表すかという問いでしたが、
上が国語辞典を28冊並べた長さ
下が国語辞典1冊と漢字辞典1冊をあわせた長さ
この両方を選ぶことができた小学校6年生は、70.5%でした。
これは、今年の春に行われた全国学力学習状況調査の小6算数の基礎問題中の1問です。
全国の小学校6年生の3人に1人は、この問題に答えられないという事実は重くとらえるべきです、
一問だけで学力状況を断定することはできないのはもちろんです。
しかし、それが基礎問題であるが故に、3人に1人はできないのは由々しき問題です。
指導者側の適切な指導と子どもの努力の両方が必要だと思います。
多忙化が進む学校ですが、もう少しゆったりと授業ができる環境を取り戻すことも必要かと考えます。
また、子どもにわかる喜びや達成感をもたらす教材の役割も大きいと思います。
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