2024年度から小中学校で英語のデジタル教科書が使われるようになります。当分は紙の教科書との併用になります。
大阪府箕面市では、中学校英語でのデジタル教科書は何年も前から市から予算付けされ使われています。
このような自治体は、全国に他にもあります。
デジタル教科書を使っての授業で、教員がどのように指導していくかについては工夫が必要になります。
英語の場合、児童生徒は英語の音声をデジタル教科書を通して聴くことができ、英単語や英文を発音したり、話したりできます。
また、リーディングにも効果的に活用できます。
現在のところ、一人1台行き渡ったタブレットは、教科の学習に使われる以外にアプリをダウンロードして、紙の教科書を学習するツールとして使われていることが多いです。
しかし、デジタル教科書を使おうとなると、タブレットはツールではなく主たる教材としての役割をもつようになるのです。
ICT端末の使うスキルに児童生徒間の開きがあります。それが学習の個人差を生み出す心配があります。
さらに、教員間でも活用技術の開きがあるのが現状であり、効果的にデジタル教科書を使えるよう、研修の機会を確保しなければなりません。
さらに、デジタルは万能でないことも意識しておきたいところです。
たとえば、算数・数学の図形の移動については、デジタル教科書では実際に三角形を対称移動させるのが視覚的に容易になります。
しかし、画用紙を切った三角形を黒板に貼り対称移動させる方法の方が、児童生徒にはわかりやすい場面もあります。
デジタルと紙を適材適所で使っていくことも意識して、実践していくべきでしょう。
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