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わたしが、若い頃中学生の学級担任をしていた頃は、生徒の母親はいわゆる「専業主婦」として、家庭にいることも少なくはありませんでした。
しかし、この40年間で状況は大きく変わりました。
今、35歳から49歳の女性の8割は就労しています。
それまでは、日本の女性の就業は20歳台後半になると、結婚とともにいわゆる「寿退社」として退職し、家にいて子育てのメドがつけば再び就労することが多くありました。
ですからその就労状況は子育て期に大きく下がり、グラフにするといわゆる「M字カーブ」を描いていていて、女性就労の課題だと言われてました。
ところが、最近では女性の正規雇用率は、20代後半の6割をピークとしてその後は下がっていき、子育て期は3割台で推移していくという「L字カーブ」になってきています。
子育て期には、母親がその中心を担うとなると
、フルタイムで働くにはさすがに無理があるので、非正規雇用として仕事に従事することになります。
そこから派生する問題は、女性のキャリア形成は難しいということで、男性と同等にはならないという問題は、M字であろうが、L字であろうがずっと続いているのです。
しかし、今の社会をまわしていくには、多様な考えや物事の見方を会社経営に取り入れていくことが必要で、女性のキャリア形成は欠かせません。
それとともに、この複雑化した社会の中にある学校の役割、子どもの多様化を考慮したとき、教師にとっても、親にとっても、より深い子ども理解が求められてます。
そのためには、教師にも親にも双方向の対話が欠かせなくなるのです。
親、なかでも母親の役割は大切であり、女性は就労しながら、子育てに従事できるよう、社会全体の価値観を変えていくのです。
また、教師は授業と子どもの成長支援(生徒指導)だけに注力でき、保護者との対話に基づく関係づくりを深めるのです。
そのためには、教師でなくてもできる仕事は、思い切って学校支援員等の人に委ね、業務をスリム化した働き方改革をすすめていくのです。
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