箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

子どもがピンチ コロナ感染

2022年03月06日 09時22分00秒 | 教育・子育てあれこれ


新型コロナウイルス感染症の感染拡大が広がるなか、学校や保育所の休業や部分休業が相次いでいます。

2020年の全国一斉休校が明けたのは6月でしたが、それ以降では、今回の第6波による学校の休業がいちばん多くなっています。

園児や児童生徒の園生活・学校生活は、感染拡大がはじまって2年間の間に大きく変わりました。

あるアンケート調査では、小学校4年生から6年生の約15%、中学生の約25%、高校生の約30%に、イライラする、集中できない、眠れない、食欲がないなどの症状があらわれています。

深刻なのは、「死んだ方がいい」と思ったり、自傷行為に走る子が小学校4年生から高校生までで2割程度いるというという事実です。

ただ、子どもによっては、オンラインさえあればいろいろな人と会えるし、家族といる時間が増えてよかったという子もいます。

しかし、居場所のない子どもにとっては、この2年間のコロナ対策はかなりこたえています。

子どもたちは」かなり追い詰められた気持ちになり、「助けて」を求められない状況に置かれているようです。

ストレスを抱えているのは、大人にもあります。人と人が距離を開けるように強いられていますが、コミュニケーション不全も起きており、孤立する人が顕在化しています。

その人が親の場合、イライラしている態度を子どもは敏感に感じます。

ということなので、大人がストレスをためず、前向きに楽しくしていることで、子どもは安心できます。

子どもは大人によって守られなければならないのです。


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