福徳神社とコレド室町1・2・3の周辺:工事進捗率70% 2014年9月
三井不動産による日本橋地区の都市再開発「日本橋室町東地区開発計画」の第3弾となるのが「福徳神社」の再建です。日本の中心であった日本橋地区の歴史や文化を再生させ、更に新しい文化を発信する拠点として、再び活性化させることを目標とした都市再生プロジェクト「日本橋室町東地区開発」の中核的存在となります。2014年3月に神社の起工式が執り行われ、2014年10月に完成することになります。場所は中央通り(国道15号線)から東側の路地へはいった場所、コレド室町1の裏側となります。
福徳神社の特徴
1.再建する拝殿のデザインについては、屋根形状を入母屋造り正面向拝及び千鳥破風付とするなど、現在の福徳神社の本殿のデザインを踏襲する。
2.地下2階は、災害発生時に地域の帰宅困難者に提供する水や食料等の防災用備蓄倉庫(約360平方メートル)
3.地下1階には、公共の駐輪場・ミニバイク置場を約99台整備し、周辺の違法駐輪対策に貢献
4.「仲通り」「浮世小路」と一体的なライトアップ計画を金閣寺や平等院鳳凰堂を手掛けた内原智史氏に依頼
福徳神社の歴史
1.清和天皇の貞観年間(859~876年)にはすでにこの地に鎮座していたといわれる
2.神社の主祭神は「宇迦之御魂神」(うかのみたましん)で五穀豊穣の神様
3.徳川家康をはじめとする歴代将軍も信仰し、二代将軍・秀忠が1614年の正月に参詣した折には、「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛の言葉を残したといわれ、この時、椚(くぬぎ)の木からなる鳥居に芽が萌え出たことから「芽吹神社」と命名された。
プレスリリース:三井不動産による報道資料 2014年3月13日
「日本橋室町東地区開発計画」第3弾 1100年以上の歴史ある「福徳神社」を再生(2014年10月竣工)
コレド室町1の「室町東三井ビルディング」と、コレド室町2の「室町古河三井ビルディング」の敷地の裏側で工事が続けられている「福徳神社」の鳥居や建物群を撮影しました。
福徳神社の敷地内には木々も植えられ、日本橋室町地区内の緑地帯の機能も担うことになります。
2010年10月に竣工した「コレド室町・室町東三井ビルディング」です。地上22階・地価4階建て、高さ105メートルの高層ビルです。
2014年2月に竣工した「コレド室町3・室町ちばぎん三井ビルディング」です。低層階には商業施設のほか、 千葉銀行東京営業部などが入居しています。
コレド室町2と同じく2014年2月に竣工した「コレド室町3・室町古河三井ビルディング」です。
日本橋北詰交差点前から見上げて撮影した、コレド室町の高層ビル群の全景です。
再開発工事現場の地図です。