緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

ホテルオークラ本館建て替え計画の進捗状況 2015年12月20日

2015年12月24日 06時00分00秒 | 再開発・港区


ホテルオークラ本館建て替え計画:取り壊し率5% 2015年12月20日
2014年5月23日、ホテルオークラがマスコミを通したプレス発表で建て替えを行うと発表しました。ホテルオークラは、東京都港区の虎ノ門の閑静な住宅街の中に建っている本格的な高級ホテルであり、2020年の東京オリンピック前の、2019年春に営業再開する予定となっています。そもそも、ホテルオークラが開業したのは1964年(昭和39年)の東京オリンピックの2年前であり、開業後50年近くが経過していて老朽化が長年の課題となっていました。2020年の東京オリンピックに向けて、遂に計画が動き出したと言えます。

2015年8月末に本館建物を閉館し、9月から既存建物の解体に着手します。2016年1月に本体着工、2019年2月末の竣工を目指します。



建て替え計画のイメージです。谷口建築設計研究所が基本検討を手掛けています。右端に建つのは1973年に完成した別館です。

ホテルオークラとは?
東京都港区虎ノ門二丁目地区の閑静な住宅密集地帯の中に建っている高級ホテルです。日本国内では「老舗ホテル」とされており、帝国ホテル東京、ホテルニューオータニとともにホテルの「御三家」と称されています。大手ゼネコンの大成建設などの創設者である大倉喜八郎の長男で大倉財閥の二代目である大倉喜七郎氏によって設立されました。

公職追放により帝国ホテルを離れた大倉は、憲法の制定により華族としての待遇も奪われます。しかし、国内屈指の工芸家たちへ日本の美を以って諸外国の貴賓を迎えるホテルの理念を熱心に説き、その協力を得てホテルオークラを開業させました。明治以降の日本に存在したであろう貴族の精神を証明するという野心と「最後の男爵」としての意地により、「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたホテルとなっています。

再開発計画の概要
現在のホテルークラ東京の施設は、地上10階建ての「本館」と、11階建ての「別館(サウスウイング)」に分かれています。1973年に完成した別館の建物はそのまま使用され、1962年5月に開業した本館は取り壊されます。敷地内に設置されている日本の私立美術館の草分けである「大倉集古館」(1917年8月開館)も保存されることになります。

本館は2015年8月末に営業を休止した後、9月から解体工事に着手します。敷地内には高さ約195メートルと約85メートルの2棟の高層ビルが建設されます。高さ約195メートルの超高層棟は地下6階、地上38階建てで、ホテルのほか4~21階にオフィスが入る複合ビルとする計画です。高さ約85メートルの高層棟は地下6階、地上13階建てで、全体をホテルとして使われます。

現本館の客室数は408室であり、建て替え後は、2棟のビルを合わせて現状の3割増しとなる約550室を確保するほか、1室当たりの面積が50平方メートル前後の広めの部屋を増やします。

また、敷地面積の半分に当たる約1万3000平方メートルは緑地として整備されます。都心のオアシスとして開放するほか、災害時の一時避難場所として使われることになります。

建替え計画の概要
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目10番
現況敷地面積 約26200㎡
建物延床面積 約18000㎡
建物高さ 195m(地上38階、地下6階)
建物用途 ホテル、オフィス、美術館、駐車場
現本館閉館 2015年8月末
建替工事開始 2015年9月
新本館竣工 2019年2月末
新本館開業 2019年春
※記載の数値には、公益財団法人大倉文化財団所有の土地・建物(大倉集古館)を含みます。

プレスリリース:ケンプラッツ発表のニュース 2014年5月26日 
五輪にらみホテルオークラも建て替え、超高層に ケンプラッツ
プレスリリース:株式会社ホテルオークラ発表の報道資料 2014年5月23日
ホテルオークラ東京 本館建替計画について



「国立印刷局虎ノ門工場」の解体工事現場前から潮見坂を撮影しました。潮見坂に面しているホテルオークラ本館の北側入り口部分は、工事用フェンスで覆われていました。




新日鉱ビル前から南側へ向かって伸びている「江戸見坂」を登っていきます。この江戸見坂を登って行くと、ホテルオークラ本館の解体工事現場が見えてくるはずです。




本当に東京都心部の中なのかと思えるほどの急斜面を登って行くと、工事用パネルに覆われている「ホテルオークラ東京本館」の建物が見えてきました。この日は日曜日だったので、ひっそりとしていました。




本館の営業は2015年8月31日で終了していて、現在は別館である「ホテルオークラ東京南館」の建物内で営業は継続しています。建物の西側では、まだ壁面部分が露出している個所がありました。




江戸見坂の途中部分から振り返って坂下方向を撮影しました。江戸時代はここから街並みを一望できたのかもしれませんが、現在はご覧のとおりです。




江戸見坂からホテルオークラ本館の建物を眺めてみると、この本館の建物も急斜面の上に建設されているのですね。取り壊すのも、新たに建て替えるのも工事が大変そうです。




西側に張り出しているウイング棟部分を南側から撮影しました。




江戸見坂の坂上を目指していきます。この辺りはホテルオークラやアメリカ大使館、アークヒルズなどの重要施設が集まっているのですが、日曜日だったのでひっそりとしていました。




現在も営業継続中の「南館」の建物を見上げて撮影しました。




ホテルオークラ東京の敷地の南西側に建っている「大倉集古館」前にやってきました。現在の大倉集古館は、建て替え工事に合わせて長期休業中で2018年から再開予定となっています。




南西側から工事用パネルに覆われている本館の建物を撮影しました。




ホテルオークラ東京の地図です。

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(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 2015年12月20日

2015年12月23日 06時01分00秒 | 再開発・港区


(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 2015年12月20日
2014年3月に開通した環状第2号線に面した虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む再開発計画です。いずれの建物も1960年台前後の高度経済成長期に建設されたビルであり、近年になって一斉に寿命を迎えていたので、建て替えられることになりました。UR都市機構及び国家公務員共済組合連合会が事業主体となります。

再開発事業の概要
国立印刷局・虎ノ門工場の機能を他所へ移転、本局の共同通信会館への仮移転ののち、跡地に地上19階、高さ約99メートルの病院棟を建設します。現在の虎の門病院の跡地には地上36階、高さ約179メートルの業務棟の高層ビルを建設し、国立印刷局の本局や共同通信会館の機能を移転します。

さらに現在の共同通信会館敷地の一部を活用したアメリカ大使館前交差点の改良、広場・歩行者デッキの整備、周辺道路の拡幅整備なども同時に実施される予定です。

2009年度 地権者により再開発協議会設置
        機構に対し再開発協議会から事業への参画要請
2013年度 地権者による地区計画の提案
        機構による都市再生特別地区の提案
        再開発事業の施行認可申請
2014年度 特区及び地区計画に係る都市計画決定(予定)
        施行認可(予定)
2015年度 病院棟着工
2019年度 業務棟着工
2024年度 竣工




「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
用途地域 商業地域、防火地域
事業手法 第一種市街地再開発事業(予定)
施行予定者 独立行政法人都市再生機構(予定)
        国家公務員共済組合連合会(予定)
敷地面積 約22500㎡
延床面積 約255200㎡
計画容積率 1000%
工事期間 平成27年度着工~平成36年度竣工
建築物の階数・高さ
・業務棟/約179m 地上36階地下3階
・アネックス棟/約20m 地上2階
・病院棟/約99m 地上19階地下4階

プレスリリース:UR発表の報道資料 2014年1月20日
「虎ノ門二丁目地区」都市計画提案の提出について
プレスリリース:同じく、UR発表の別の資料 2014年4月
虎ノ門二丁目地区 都心の大規模病院の周辺街区との一体的な建替えによる機能更新(環状2号線〔新橋~虎ノ門〕周辺地区)



虎の門病院前の「虎ノ門二丁目西交差点」前から環状第2号線の道路(東側)を撮影しました。上の画像の奥には、環状第2号線の「築地虎ノ門トンネル」の坑口が小さく写っています。




交差点前から西側、外濠通りと合流している特許庁前交差点方向を向いて撮影しました。




環状第2号線の虎ノ門~新橋までの区間が開通してから約1年半ほどになりますが、現在も歩道部分の工事などが至る場所で続けられています。




「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事区画の西側を通る道路を散策していきます。しばらく歩くと、「国立印刷局虎ノ門工場」の解体工事現場が見えてきました。




再開発区画内の「国立印刷局虎ノ門工場」の建物群は全て解体されていて、更地状態となっていました。背後には、共同通信会館やアメリカ大使館などの建物が写っています。




赤坂一丁目地区のアークヒルズの高層ビル群や、アメリカ大使館背後の赤坂インターシティの高層オフィスビルも撮影することが出来ました。




南東側から撮影した虎の門病院の建物群です。国立印刷局跡地に新病院棟を建設した後に移転し、その後に取り壊されて跡地には高層オフィス棟が建設されることになります。




「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の工事区画の南東角の交差点前にやってきました。交差点前から再開発区画の全景を撮影しました。




国立印刷局虎ノ門工場の敷地内に遭った2棟の建物は完全に取り壊されていて、現在は更地状態となっていました。工事用フェンス越しに、敷地内にはクレーンなどの機械が残されていました。




国立印刷局虎ノ門工場の敷地南側を通っている「潮見坂」を撮影しました。この潮見坂を上っていくと、アメリカ大使館前に出ることが出来ます。




再開発区画の敷地東側を通っている道路の全景を撮影しました。




再開発区画内の南西角に建っている「共同通信会館」を撮影しました。この建物も、近いうちに取り壊されることになります。




敷地南側を通る潮見坂に面して設置されていた、国立印刷局虎ノ門工場の正面玄関は、現在は工事用資材搬入口となっています。




潮見坂の坂上が見えてきました。アメリカ大使館の周辺ですが、先月のフランス・パリの同時多発テロ以降になって、制服警察官の人たちの数が増えてきたように感じます。




再開発工事区画の東側一帯は、虎ノ門二丁目地区のオフィスビル街が広がっています。老朽化が進んでいるオフィスビルや商業ビルばかりで、今後の再開発対象ですね。




潮見坂の坂上部分から国立印刷局虎ノ門工場の跡地を見下ろして撮影しました。奥に建っている、虎ノ門ヒルズ森タワーをスマートに撮影出来るスポットになっています。




虎の門病院、共同通信会館、国立印刷局を含む一つの区画全域(JTビルは除く)が再開発区画です。

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(仮称)海洋船舶ビル建替え計画の進捗状況 2015年12月20日

2015年12月23日 06時00分00秒 | 再開発・港区


笹川平和財団ビル:工事進捗率100% 2015年12月20日
桜田通り(国道1号線)の虎ノ門交差点のすぐ南側に建っていた「海洋船舶ビル」の建替え計画です。海洋政策研究財団や日本船舶工業会などの団体が入っていた地上10階建てのビルを解体し、跡地に地上12階・地下1階建ての高層オフィスビルが建設されます。2014年1月15日に工事着工し、2015年8月31日に完成予定となっています。

(仮称)海洋船舶ビル建替え計画
地名地番 東京都港区虎ノ門1-35-1ほか
主要用途 事務所、駐車場
構造 地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
階数 地上12階、地下1階建て
延床面積 9368.32㎡
建築面積 840.32㎡
敷地面積 1223.94㎡
着工 2014年1月15日
完成 2015年8月31日



外濠通りの「虎ノ門交差点」から撮影した「(仮称)海洋船舶ビル建替え計画」の高層オフィスビル、正式名称「笹川平和財団ビル」の全景です。




北西側から撮影した「笹川平和財団ビル」の高層オフィスビルの全景です。地上12階・地下1階建ての規模となっています。建物自体は、2015年8月末の時点で完成しています。




笹川平和財団ビルの敷地北側を通っている道路を撮影しました。この辺りは、虎ノ門地区のオフィスビル街がどこまでも広がっています。




高層オフィスビルの低層階、国道1号線(桜田通り)に面した部分の全景を撮影しました。




建替以前の建物は「海洋船舶ビル」だったのですが、2015年初頭に海洋政策研究財団と笹川平和財団が合併した経緯があります。そのため、新しいビルの名称も「笹川平和財団ビル」となっています。




建物の入り口前は、ちょっとした広場となっていました。




高層オフィスビルの敷地南側を通っている道路を撮影しました。




南西側から低層階部分の全景を撮影しました。




この日は日曜日の散策だったので、虎ノ門のオフィスビル街の一帯は人通りは全くと言っていいほどありませんでした。




「虎ノ門琴平タワー」の敷地前から低層階部分を撮影しました。




同じ場所から高層オフィスビルの全景を見上げて撮影しました。




虎ノ門交差点の周辺も、建て替えや再開発が進みつつあります。




「(仮称)海洋船舶ビル建替え計画」の地図です。

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西新橋「NS166ビル新築工事」の進捗状況 2015年12月20日

2015年12月22日 06時01分00秒 | 再開発・港区


西新橋「NS166ビル新築工事」:工事進捗率50% 2015年12月20日
外濠通りと内堀通りが交差している西新橋一丁目交差点の北東角、外濠通りに面した一角の「NS166ビル新築工事」です。地上11階建て、高さ52メートルのオフィスビルが建設されます。2014年12月1日に工事着工し、2016年5月3日に竣工予定となっています。

「NS166ビル新築工事」
地名地番 東京都港区西新橋1-6ほか
主要用途 事務所、店舗、駐車場
敷地面積 1,107.09㎡
建築面積 946.85㎡
延べ面積 9,877.04㎡
構造 鉄構造
基礎工法 場所打コンクリート坑
階数 地上11階・地下0階
高さ 51.89m
着工予定 2014年12月1日
完了予定 2016年5月3日



外濠通りの「西新橋交差点」前に架橋されている歩道橋から撮影した「NS166ビル新築工事」の高層オフィスビルの鉄骨群の全景です。




周辺は、西新橋地区のオフィスビル街の整然とした街並みがどこまでも広がっています。




南東側から鉄骨群の全景を撮影しました。




南西側から見上げて撮影しました。




再開発工事現場の地図です。

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(仮称)西新橋一丁目計画の進捗状況 2015年12月20日

2015年12月22日 06時00分00秒 | 再開発・港区


(仮称)西新橋一丁目計画:工事進捗率50% 2015年12月20日
西新橋1丁目地区内、外濠通りに面した一角の再開発計画「(仮称)西新橋一丁目計画」です。2014年4月30日に竣工した西新橋スクエアの南側に位置していて、地上12階・地下1階建て、高さ49メートルのオフィスビルが建設されます。2014年6月1日に着工し、2016年6月30日に竣工予定となっています。

「(仮称)西新橋一丁目計画」
地名地番 東京都港区西新橋1丁目110番1、6、8、16、17
用途 事務所、自動車車庫
敷地面積 757.13㎡
建築面積 622.20㎡
延べ面積 6,321.61㎡
構造 SRC造 一部S造
基礎工法 場所打鋼管コンクリート坑
階数 地上12階 地下1階 塔屋1階
高さ 49.69m(最高高さ56.56m)
着工予定 平成26年6月1日
竣工予定 平成28年6月30日



外濠通りの「西新橋交差点」から撮影した「(仮称)西新橋一丁目計画」の高層オフィスビルの鉄骨群の全景です。




「西新橋スクエア」の高層オフィスビルの敷地前から見上げて撮影しました。




外濠通りの歩道から低層階部分を撮影しました。




北東側から、外濠通りに架橋されている歩道橋から全景を撮影しました。




歩道橋内から低層階部分を撮影しました。




再開発計画の地図です。

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