みどりの野原

野原の便り

11月27日 奈良公園 ナギ林・ナンキンハゼ・シカ

2011年11月27日 | Weblog
シカが作りだす奈良公園の景観・天然記念物になっているナギ林・春日山原始林の林道から若草山へ。1300年変わらないように見える奈良もお話を聞くとその植生もかなり変化して来ているらしい。
紅葉シーズンの春日大社周辺は人人人。観光地へ来た~って感じ。


ナギ 弱ってくると地衣が付く
春日大社創建時に献木されたナギは常緑針葉樹。シカが食べないため拡がり春日大社近くでは珍しい純林状態になり天然記念物に指定されている。
そのナギ林が衰退気味。実成りが悪く、実生苗があまり出来ていないという。

奈良の秋の紅葉と言えばナンキンハゼと思うほど。
飛火野の端の方から見える若草山はナンキンハゼの紅葉で赤く見える。
これもシカが食べないため増え続け、下に生えていたシバは無くなる。

シカの主食はシバ。シバは高タンパク・高栄養。
シバ地に対してシカの頭数が増え過ぎ、シカは栄養不足なのだとか。
仕方なくアクの強いどんぐりや、食べないと言われていたイワヒメワラビやイズセンリョウ・クリンソウを最近は食べるようになったという。

私はシカはどんぐりが好きなんだと思っていた。

 
最近は食べるようになったイズセンリョウ 実は食べないらしい。右)イヌガシも食べない。


シカが増えたために「樹皮剥ぎ」や「落葉食い」実生苗や臨床の植物の採食で、植物相にも悪い影響がでているらしい。

シカと照葉樹の繁る春日原始林・ナギ林 どれも奈良の大切な資源だけどうまく折り合いをつけるにはどうしたらいいのだろう。

 
           モミジ

 
      イチイガシ          ツクバネガシ

 
薄暗い臨床で枯れ葉が風に吹かれて翻ったかと思ったらコノマチョウだった。

 
ウスタビガ 若草山山頂付近で杭に止まっていた。丸い眼紋は半透明で向こうが透けて見えた。下にはみ出ている羽根はオスのもので、交尾中 オスは触覚が幅広い。
コメント
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