みどりの野原

野原の便り

4月27日下り尾清滝 アワブキ コガクウツギ ウワバミソウ

2019年04月27日 | Weblog

「滝見に行かへん?」午後から息子からのお誘い。
う~ん。今日は家ですることあるんやけど・・と言いながら、行ったことのない滝にも惹かれ、出かけることになった。
急坂をぐんぐん登っていき、滝への入り口というところに着いたのは2時前。
標高はかなり高そう。こんな高いところにも集落があった。
空き地に駐車して林道に入る。

 
  ここから山の中へ入るらしい。 頭上にあったアワブキはツボミをつけていた。

 
車1台通れるぐらいの林道 倒木あり、小枝が散乱していたが平たんな道で楽々。
使われていなさそうな感じ。

 
    コガクウツギ           ムロウテンナンショウは多い。

少し上り下りがあり、水のない谷も超えて進むと、水音の聞こえる谷に出た。

  
滝があった。水は豊富そうなので、目指す滝はきっとこの谷の上流にあるのだろう。
 右)息子の見たかった道標があり、ここから上へ登るらしい。

 
谷は倒木が上を塞いで荒れている。    所々に大小の滝がある。
この谷は音羽山から流れているらしい。

 
ぐちゃぐちゃの谷 道も危うくなってきた。小さい滝がいくつもある。
‥ということはそれだけ登っているということか。
 右)「ちょっと待っときや。行けるかどうか見てくるから」私を残して探索に出かけた。

しばらくして戻ってきた。「何か所か危ないところがある。そこが行けたら滝に出るわ」
そうか~。ゆっくりと登る。滑ったらえらいこっちゃ・・

 
    谷の横の岩道         足元にイワタバコの若葉があった。 

 
途中には手すりの名残の鉄棒が垂れている所もあった。階段の名残もある。
昔はもう少し整備されていたのだろうな。行きはよいよい、帰りは怖いなと思いながら登る。
                   右)上に目的地らしいところが見えてきた。

到着だ。看板も何もないが、平らな場所になっていた。
ここが「下り尾(さがりお)清滝」らしい。

 
滝の前に小さいお堂と「黒住大神 白竜大神」と彫られた石がある。

 
社の向かって左の大岩の左側を流れ落ちる滝 その岩の右手の中ほどに不動明王の姿が刻まれている。

 
向かって右側のややなだらかな岩を流れる滝。 
 右)その右手には行衣に着かえるためのものらしい建物がある。ここは行場らしい。
夏なら冷たい水を触りたいところだが、今日は寒い。
しばらくいた後、下る。

 
ウワバミソウ 足を止めて少し摘んだ。 シロダモの柔らかい新芽はウサギの耳のよう。

慎重に下って林道入口に降りてきた。往復1時間あまり。降りてきたら何ということもない。??

近くを散策。

 
苔むした階段を登ると、桜の植わった広場があった。何か堂跡のような・・
          右)満開の八重桜は風が吹くたびに花吹雪となっていた。
帰り道

車道沿いに後ろ向きの地蔵?が2体見えた。「あれは絶対道標や」
「ほらやっぱり」小さい方が地蔵道標だった。
旧道が近くを通っていたらしい。なぜ後ろ向きなのかな?

もう1か所立ち寄ってもいい? いいよ~。

飛鳥万葉文化館へ。

 
民族博物館になっている建物の横にあった道標。だれも気が付きそうにない隅っこにある。
稲渕で水道工事の時に偶然出てきたものだそうだ。
これは、先日、お知り合いからいただいた、明日香村の古老の聞き取りをまとめた本に書かれていたもの。
 右)これは知ってるやろ?と言われたが知らなかった、車道から万葉文化館へ上がる途中にあった道標。

入ったことのない民俗資料館も見学した。

 
こじんまりした展示だったが、昔の民具や農具などが展示されている。 右)昔の役場の瓦


今日のお土産はウワバミソウ 食べられることは知っているが食べたことはない。
やわらかそう。あっさりと鰹節とポン酢でいただこう。

コメント
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