みどりの野原

野原の便り

10月12日 里山遊び広場 凧も揚がった

2013年10月12日 | Weblog
今日は1日目 
昨日までよりは涼しくて気持ちがよい。お祭りには最高の天気だ。


自然観察サークルのブース

 
秋の七草や秋の草花 たくさん持ってきてくださり、賑やかに飾り付けられた。
アケビやザクロ・ポ―ポ―など季節の果物も展示

出し物は野鳥サークルと一緒にする「凧作り」と「草花ぬりえ」と「トンボ作り」。

       凧の見本
子どもや大人の方が次々と来られ、凧づくりも順調に進む。 
作った凧は前の広場で飛ばしてみる。糸をあまり長くできないが風があるので少しは揚がって子どもは喜んで走り回っていた。


ハガキ大の「草花ぬりえ」は4種類。 そこへマッチ棒と和紙で作ったトンボをつけてこれも人気だった。

お昼に他のブースを一回り。

 
       すごろくや竹馬         自然素材のクラフト


       古代衣装のコーナー

 
     ハーブティをいただく。       竹の家で休憩している人も。
他にも丸太切りやいろいろ・・ 古代米を使ったもちつきもあった。

橿原昆虫館のブースを覗いてみる。

 
オオゴマダラの幼虫 手触りはすべすべ きれいな模様  
                 右) 弱齢幼虫の食欲も旺盛

  
 オオゴマダラの金色の蛹   鉢植えのエノキに付いたオオムラサキの幼虫探し

自然観察ブースでは、片づけ始めているのに「凧を作りたい」と子どもが来る。
出来るもので作ってもらう。

  
無事1日が終わる。明日までお休み。 ナンバンギセルがまだ咲き残っていた。

帰りに空を見たら、さっき作った凧が高~く揚がっていた。
糸を足しに来た子がいたそうだけど、半紙で作った凧がこれほど揚がるとは思わなかった。
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10月11日 平群へ下見に

2013年10月11日 | Weblog
担当のもう一人の方と下見に行く。

駅前も前とはだいぶ変わってきた。

今日も暑かったが、本番はすがすがしい秋日和のはず。

ルート・時間・植物などを確認しながら3時ごろまでかかった。
反省会の場所も下見して、後は当日までに準備をする。
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10月10日 ③ 「百味の御食」作りを見に・・

2013年10月11日 | Weblog
夜の部
談山神社と言えば「けまり祭」が有名だが、「嘉吉祭」も秋に行われる。

「嘉吉祭」とは
『談山神社の前身「多武峰妙楽寺」は藤原鎌足公を祀っていたが、大和永享の乱で(永享10年 1438年)全焼。その時難を逃れた御祭神 鎌足公の御神像は飛鳥の橘寺に遷された。
修復なった3年後の嘉吉元年に御神像が戻り、喜んだ村人がお祝いをしたのがお祭りの始まり』(資料等から抜粋)今年は10月13日の10時から行われる。

「百味の御食(ひゃくみのおんじき)」は、穀類・果実・野菜などを独特の形に形作るお供え物のこと。『かつては100種の神饌だったが、明治22年以降は約30種』になっているという。

だいぶ前にお祭りも終わったころに一度見たことがあるが、その細かさ・ユニークさに驚いたものだ。
今日は百味の御食作りが見られるというので(夜7時~)喜び勇んでやってきた。
お供え作りは3日間にわたって行われる。今日は2日目

 
          ミョウガから取った葉を束ねて・・

決まった寸法に切り、木の台に刺して芯にする。(この作業は見ていない)
 
歴史を感じさせる 左「物差しの板」と 右「木の台」


このミョウガの芯にいろいろな山の幸を盛り付ける。(刺していく)

 
                   作業風景
竹串を刺した供え物をミョウガで作った芯に刺す。他の作業をしている方もある。

 
         ブドウガキという可愛い豆柿の御食
飾りは上部を少し大きくした形に作る。
 
      枝豆             ナツメ

この作業には多武峰集落の氏子さん全員があたられるとか。
時には「どうやったかな?}と以前の写真を見たり・・
お歳を召した方から子ども連れの若い人、神社の関係の方も見える。
みなさん作業に集中しておられる。
  
カヤの実のお供え作り。硬いものは穴を開けて竹串を刺す。きっちりと隙間をあけずに刺すと出来上がり。
ただし、ここに紹介するのは完成品ではない。
この後、この飾りの上にまた違うものを飾って完成となるらしい。
 
ムカゴ いびつで大きさや形がそろわないものはやりにくそう。上部を大きさの似た他のものに変えることもある。 これはホオズキの実 「ホオズキは初めてです。柔らかいから作りにくいです」とおっしゃっていました。小さいものは根気が要る。
 
      ナスやミカン          ミョウガを使ったものも。
他には ジャガイモやどんぐり・ギンナン・クリ・スダチ・ヒメリンゴ・シイタケなどもあった。材料の調達もたいへんそう。


お餅に定規を当てて切る。食紅で染めて飾りに使う。 

 
横の方では「鎌足さんの弁当箱」という藁で作った供え物作り。 これで完成?
これに使う「長い稲藁」も年々準備しにくくなっているそうだ。
この中に祭り当日に炊きたてご飯を入れるのだという。
鎌足さんにおいしいものを食べてもらおうという心配り。
ご飯はお祭りの後で氏子さんに分けられるとか。

「鎌足さんの弁当箱」とともに、供え物の中で重要なのが「和稲御供(にぎしね)」と「荒稲御供(あらしね)」と言われるもの。

 
「和稲御供(にぎしね)」はモミを取った米粒を食用の染料で染め、決まった模様に一粒ずつ張り付けて作る。(他の模様もある) 右)「荒稲御供(あらしね)」はモミの付いたままの米粒を一粒ずつノギを立てて張り付ける。 ため息が出るほど美しいがどうやって作っておられるのやら・・
細かいのでこれらは自宅で作業されるらしい。

「和稲御供(にぎしね)」の型紙を見せてくださった。
 
       型紙どおりに並べる。   お供物盛りの型紙帳 


赤米や黒米などの穂を束ねたお供え。   

「ボチボチ帰ろうか」と言いつつ面白すぎてなかなか離れられない。
妹は「和稲御供(にぎしね)を作りたい~」と。私は細かすぎて自信がないけれど。

完成の姿を見れないのが残念だ。お祭りも見たいが予定が入っていて来れない。

お供えがどうしてこんな形になったのか?
それにこのお祭りが600年近く途絶えず続いているなんてすごい。
又見に来たいと思う。
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10月10日 ① 飛鳥 栗原方面へ

2013年10月10日 | Weblog
一本早い電車に乗れて、集合までに時間があったので近くを一回り。

高い所に生えていて、これまでアラカシかな~と見上げて通り過ぎていたが・・

どんぐりが落ちていてナラガシワとわかった。

 
稲が稔る田んぼの端にクワイの花が咲いているのを見つけた。
            右)ガガイモの果実も見つけ・・早起き?は三文の得

午前中は室内で「里山遊び広場」の準備をした。
当日(10月12日~13日)の出し物を2つ練習を兼ねて自分たちで作ってみた。
内容は当日のお楽しみ。

午後からは栗原方面へ観察に出かけた。
 
立派なコブシの果実が落ちていた。 赤い種子を引っ張ってみた。
実際にはこれほど伸びないが、白い糸につながっているのがよくわかる。      

 
        ウメモドキ           ガマズミ    赤い実がきれい。      

 ゴンズイ 春に見上げてわからなかった木に証拠の実が残っていて名前が判明 

  
エビヅルの実が熟していた。「食べれるよ」と言うと何人かが試食。 
                ツルウメモドキ はじけるともっときれいに。
  

 大きいミツバアケビ
高いところにあったアケビを苦労してゲット。私は応援団 明後日からのあそび広場に展示予定。

春にはいい香りが漂っていたミカン畑。
 
 デコポンもあった。 右)ミカン畑の中にあったのはカラタチ? 実は硬く、長く鋭いトゲあり。

栗原寺(呉原寺)のあったという場所で説明をうける。
「呉原」の地名は雄略天皇の頃、檜隈(ひのくま)に鉄・ガラス・瓦・衣服などの技術を持つ「呉人」が入植してきたことに由来する。

正確な位置は解明されていないらしいが、瓦や礎石(庭石になっている)などが出ていることや、堂塔が建っていたかと思われる平らな地もあることからこの辺りにあったと思われるとのこと。今はミカン畑や畑などになり七堂伽藍の大寺があったとは想像もできない。

そして、栗原寺は僧・道昭が(遺言に従って)日本で初めて火葬にふされたところでもあるようだ。その頃から天皇などの火葬が始まったらしい。
道昭を祀ったという小さな社もあった。

 
呉津彦神社の長い石段を登ると、見上げるムクロジの大木には実が鈴なり。
地面にもたくさんの実が落ちていた。 右)竹林寺(栗原寺の別名)の礎石の一つ。

ここから引き返し解散となった。

夜の部に続く。
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10月8日 京田辺 のんびり歩き

2013年10月08日 | Weblog
近鉄宮津駅から、歩いたことがなかったあたりを何回か道を間違えたがのんびりとあるいた。

 
 佐牙(サガ)神社 本殿は重文  三木山廃寺跡近くにあったベニバナボロギクの綿毛 これがボロギクの名の所以か?

木津川に近く、草内渡船場跡・飯岡の渡し場などの碑。

寿宝寺の横に「山本駅旧跡」の石標が立つ。
奈良街道が通り、水陸の交通の要衝となっていたのだろう。
 
        寿宝寺         境内に鶏の霊を祀る鶏霊碑があった。
下調べもなしに来たので知らなかったが、寿宝寺は場所は変わっているものの704年創建で「山本の大寺」いう七堂伽藍の備わった大寺だったらしい。
木津川の大洪水で辺りにあった寺も流され、残された仏様が最終的に寿宝寺に建てられた収蔵庫に安置されることとなった。 
申込制で収蔵庫を開けて見せていただけるということだったが、ちょうど他の客が開けてもらうのに便乗させてもらうことができた。
真ん中に立っておられるのは十一面千手千眼観自在菩薩 間近に見ることができる。
等身大の素木造りの仏様。いろんな持ち物を持つ大きい手、その間に小さい手がびっしり。
手の一つ一つには目が書かれているとか。
実際に千の手・千の目を持つ観音様で、大阪河内の葛井寺・奈良の唐招提寺の観音様とともに三大傑作と言われているらしい。
洪水や神仏分離などの波乱万丈の後にここに落ち着かれたのだ。

扉を開けた状態で観音様を拝した後、扉を閉め、蛍光灯がつけられると月明かりに照らされたようなお顔が浮かびあがり、外光で見るのとお顔が全く違って見え、驚きの声があがった。

説明がよく聞き取れなかったが、
収蔵庫に安置される前は月明かりの差し込むような場所におられた?それを再現して下ったのか?


 今日も稲刈り風景が見られた。

  
    飯岡の渡し跡         木津川が近くに見える。

 
 鬱蒼とした鎮守の森に囲まれた咋岡神社(くいおかじんじゃ) スダジイの巨木


飯岡古墳群 古墳時代前期から後期までの古墳が点在。いくつか碑や説明札が立っていた。

 
この辺は茶処で茶畑がたくさんあった。道ばたのチャノキには花が咲いていた。

 
 ここも咋岡神社(くいおかじんじゃ)境内もひろく、七五三の案内などもあり。

かつては広大な敷地を持っていたという法泉寺
 
 十三重の石塔(重文)       カイヅカイブキの古木


    五ノ坪池の立碑 元は五ノ坪池という人工池に設置されていたもので、水田に水が必要になれば穴に差し込んである栓を抜いて水を川に流したという。その数と位置によって水の量を調節できる仕掛け。
 
途中で見たヤブガラシの果実 普通は3倍体なので実がつかないがまれに2倍体のものがあり、この場所には実がたくさんついていた。 右)キョウチクトウの果実 これも珍しい。
水の恵みも洪水も・・ 木津川とともに歴史のある京田辺周辺だった。 
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10月7日 久しぶりのアカバナ・クズのツル

2013年10月07日 | Weblog

久しぶりにアカバナを見た。白花のアカバナだった。

イヌコウジュやサワヒヨドリ・アキノキリンソウ・・・


繁るクズのツルを根気よく引っ張ってみた。 驚いた。長さ17mほどあった。
ああしんど~。
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10月6日 斑鳩周辺 ムクノキ・クスノキの古木 イチジク

2013年10月06日 | Weblog
昨日も今日も暑い。秋になってからの暑さは耐えがたい。
素戔嗚神社・イザナギ神社・業平井戸・藤ノ木古墳・法隆寺・法起寺・法輪寺・斑鳩神社・小泉神社など回ったが、あまりの暑さに集中力欠如。

 
素戔嗚神社ムクノキ   幹周りを測ってみたら 4,47mもあった。 

 
  稲刈り真っ最中    休耕田の水たまりでは連結打水産卵している赤とんぼ(種不明)が「幾つがい」も見られた。     


畦にミズワラビがたくさん生えてる田んぼもあった。

 
斑鳩文化財センターへ立ち寄る 前庭の藤ノ木古墳の石棺レプリカ
                 藤ノ木古墳はすぐそばにある。
未盗掘だった古墳内部からは男子二人?をおさめた石棺・金銅製の馬具や装身具など副葬品がたくさん出土。人物の一人は女装していたのかも?との話だった。

 
法隆寺は素通りだったが、クスノキの古木には感動。あらわになった樹幹があふれだす滝のようだ。

 
「このサボテンの実は甘くておいしいですよ」と物知りさん。「でもトゲがきついので気を付けてください」 ウチワサボテンの平たい茎の部分はサボテン公園で食べたことがあるが実は食べたことがない。いつか試してみたい。 右)法起寺 世界遺産になって以来法隆寺と読みを統一するために「ほうきじ」と読ませるようになったらしい。コスモスが見ごろ。

産地ならではの完熟イチジクを売っていた。帰って食べたが最高に甘かった。

 
小泉神社(牛頭天皇社) 山門は小泉城から移築されたものらしい。 
                      右)秋祭りの準備中だった。


帰りに通ったJR高田駅 駅前広場に集まるおびただしい数のムクドリ 広場の木がねぐらになっているらしい。 
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10月5日 長居植物園 見慣れない帰化植物を見つけた

2013年10月05日 | Weblog
植物園の花壇。

 
ジニア・サルビア・マリーゴールド   ジニアも昔のヒャクニチソウとはずいぶん感じが違う。       右)キバナコスモスも色の濃いもの薄いもの。カラフル。

そんな最近の園芸品種が植えられている花壇を見ていたら、見慣れない草花が目に付いた。

 
フタバムグラでもなく、メリケンムグラでもなく、オオフタバムグラでもないし・・アカネ科には違いないけど・・頭の中を総動員してもわからない。
後で花柄が散房状のタマザキフタバムグラという新しい帰化植物と知る。

熱帯~亜熱帯に分布するもので「沖縄への帰化は知られていたが、最近全国に広がってきている」とのことだが初めて見た。


これは前にも何回か見たことがあるナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ)
花壇の隙間もよく見ると面白いものが見つかるなあ。

この後、今ちょうど咲いているシリブカガシやどんぐりのなる木(ブナ科)をいくつか観察。
 
シリブカガシ 秋咲きで、雄花・雌花が見られた。どんぐりは来年秋に熟す。成長したどんぐりも付いていた。      右)去年春咲いて、成長したスダジイのどんぐり

クリもどんぐりの仲間。イガは枝分かれしている。
アベマキやクヌギのどんぐりはもう落ちていた。

 
今花盛りのコスモス 左)ツマグロヒョウモン雌が吸密に。右)先が分岐したメシベが見える。

 
「優曇華の花」といわれるクサカゲロウの卵 右)ハギは花を地面に落としてムラサキの陰を造っていた。
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10月3日 天の香久山周辺

2013年10月03日 | Weblog

キンモクセイの香が漂ってくる・・

 

ベニバナボロギク・ダンドボロギク・ノボロギク 観察に都合よく並んでいた。


 ホウセンカ 「毎年種がこぼれて生えるんです」と近くの農家の方。


山の中でふと見上げると赤い実 アオハダだった。

 
キササゲの鞘がぶらぶら  中にはまだ若い種子がびっしり詰まっていた。
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10月1日 明日香 昆虫

2013年10月01日 | Weblog

今年はクズが刈られずに繁っていて ウラナミシジミが飛び回っていた。
                       右)クズの花に産み付けられた卵
ウラナミシジミは南方系のチョウで、暖かいところで生まれたものが、繁殖を繰り返しながら北上するものの越冬出来ずに死に絶えるのだという。でも又次の個体が北上してくるという。
その行動は無駄なように思うが何か可能性を模索しているのだろうか?
温暖化が進んでそのうちに越冬できるものが出てくるのかも・・

 
    カラムシを綴ったもの それはアカタテハの幼虫の棲みか。

 
   ハリエンジュにトビイロスズメの幼虫   セスジスズメの幼虫
スズメガの幼虫は存在感がある。

 
ミミズク こんな名前の昆虫がいるのね。  マイマイカブリは久しぶりに見た。

  
        ウラギンシジミ  表・裏

 
キマダラカメムシ 貫禄あり。 
   右)ハラビロカマキリ お尻を水に付けると・・期待通りハリガネムシが出てきた。

ついでにトノサマガエルも観察
 
初めて足をしげしげ見た。後ろ足は5本 水かき付き 前足は4本あった。   
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