体操団体がアテネ五輪以来、12年ぶりに金メダルを獲得しました。
今回は内村選手が団体金メダルに対するこだわりを口にするところを何度か見ていましたが、東京五輪を控え、体操界が必要としていた金メダルだったのでしょう。
予選の乱れを見事修正し、予定外だったろう、4位スタートのローテーションにも対応しました。
白井選手の跳馬の着地、お見事です。そして、アテネ世代を愛する私は、田中選手の体操の美しさにとても惹かれます。山室選手はロンドンで負傷された悔しさがあった分、やくここまで戻ってきたな、と思うし、嬉しかったろうなぁ、と思います。そして、内村選手・加藤選手と2人のオールラウンダーがいる強みを感じます。
実のところ、アテネ組に思い入れが強かった分、内村選手や白井選手のトランポリンで空中感覚を養った選手たちは次世代の体操選手というイメージが強くて、アテネ組ほど力を入れて見守ってはいなかったのですが、トランポリン世代は本当に豪快な技をやってのけるので、見ていてシンプルに楽しい。
テレビでは沖口さんや塚原直也さん、池谷さんと懐かしい選手たちの姿も・・・。塚原さんの「会場があんな緑なんてない!」とか「あん馬は地味だけど繊細」という言葉が思わず笑ってしまいながらも、体験したことがない私にとっては、妙に「そーんだろううなぁ」と思わされるものがありました。
アテネ組であろうがなかろうが、トランポリン世代だろうが、五輪代表になれなかろうが、五輪で金メダルをとれなかろうが、脈々と受け継がれてきた体操ニッポンを見守り続けた私にはそれぞれの選手に思い入れがあり、自分はやはり体操が好きなんだ、ということを改めて思い知らされるのだ。
水泳の荻野選手と瀬戸選手のW表彰台も素晴らしかった。
やはり、同世代で高い才能がある二人がいると世界の頂点に駆け上がるのだなぁ、と、この二人もなんだなぁ、と思いました。
三宅選手の2度目の表彰台も素晴らしい。怪我とも闘いながら、よくぞ掴み取ったと思います。
***なぜか、リオ五輪を「北京五輪」と間違えてタイトルに書いてしまった、恥ずかしい、訂正します。すみません。***