La douce vie

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フィギュアスケート:勝手にぐらンプリ2012-2013

2013-05-10 | figure skathing、ice show
まずはテニスの話題。錦織選手やりました!フェデラー選手に対し、大金星‼
やったね‼
ジョコビッチ選手も破ったことのある錦織選手のテーマは怪我と持久力だと思っています。





で、スケートの話に戻ります。
やっぱり私は身びいきする性質のようで、国内のスケーターが多いですが、とりあえず恒例ということで。
プログラムや衣装の好き嫌いは食べ物の好みみたいなものなんで、ふーん、と読み流してください。



SP:

浅田選手「I GOT RHYTHM」
浅田選手の個性にぴったりで、特に四大陸の演技はバンクーバー後、トータルパッケージでもっとも素晴らしい演技でした。きれいな3Aが入っているのに、それだけじゃない、というのが素晴らしい。ジャンプが決まらなかったときでも表情もくるくると変えて、浅田選手が作品に対し、ここまで作り上げる選手になったんだなぁ、という感慨もヒトシオです。

鈴木選手「キルビル」
最初に見たときは、うまいけれど、鈴木選手に合っているのかな?と思ったけれど、四大陸の頃の表現はもう素晴らしかったです。

佐々木選手
昨シーズンの忍者のプログラムも素敵でしたが、今年も佐々木選手らしいダンスプログラムですね。それとなんといっても、3Aが入るようになりましたね。全日本男子のSPの中で一番盛り上がりました。

今井選手「シャレード」
ヘプバーンのようなイメージの髪型。小粋な衣装。最後のポーズがよかったです。

フェルナンデス選手「マスク・オブ・ゾロ」
練習拠点カナダで勝負に出たプログラムはスペイン出身のフェルナンデス選手にはぴったりです。

カッペリーニ&ラノッテ組「略奪された7人の花嫁」
このカップルの選曲好きです。音楽にあった動きもいいし、世界選手権銅メダルあげたかったな。

高橋選手はストロールも月光も好きだけれど、なんとなく完成形を見なかったような。。。今思えば、ソチのGPFのストロールが完成形だったのかもしれません。




FS:

ジェフリー・バトル:JOのプログラム。
実は今シーズンのすべてのFSで一番好きかも。素晴らしいスケーティングスキルに3A,3-3も入って現役選手に交じっても遜色のないプログラムでしたし、今の採点方式をこなしながらも、稀有な音楽解釈に身のこなし。やはり、私が好きなのは高橋選手、ランビエール、ジェフの時代なのだな、とつくづく思いました。この演技は現役スケーターのお手本となるものがすべて詰まっていると思いました。

鈴木選手「O」
これは本当に難しい選曲で、昨年の高橋選手の「In The Garden Of Soul」のような抽象的な世界を見事に作り上げました。最初の首をカクカクする動き、あれ、すごい。

庄司選手「きみに読む物語」
お気に入りの選手ということはもちろんあるのですが、これだけ若いスケーターでジャンプミスが続いても何度も見たくなるようなスケーターはなかなかいません。ステップは足元だけでなく、上半身の動きがとてもチャーミングです。彼女がジャンプのスランプ期を終え、自分のスケートを取り戻したら本当に国際大会で活躍できるスケーターになると信じています。

村元小月選手「愛と哀しみの果て」
お気に入りのスケーターでいつもどの作品も気に入ってはいたのですが、今回は引退とのことで改めてここで。SPも村元選手らしい、優美な気品が意外なまでに曲と調和して好きです。

町田選手「火の鳥」
表現力豊かな町田選手にぴったりな火の鳥。最後のパタパタパタとはためきながら「クゥワーッ」となる姿は初めて見たとき「うわーっ!」となりました。
GPシリーズで素晴らしい成績を上げました。

デニス・テン選手「アーティスト」
いいプログラムで世界選手権で素晴らしい結果を引き出せてよかったです。

パトリック・チャン選手「ラ・ボエーム」
パトリックのスケーティングに合いながらも、作品性が全面に出てきたよいプログラムでした。以前、「オペラ座の怪人」のプログラムを滑っていた頃は演じる、というところはなくて、音楽にのるといった演技でしたが、この「ラ・ボエーム」は音楽解釈もぐっと進歩した感。
しかし、最後のステップの重たい曲調はジャンプの失敗が続くと真っ暗になってしまいました。

フェルナンデス選手「チャップリンメドレー」
やはり、私は作品をつくるスケーターが好きなのだな。音楽解釈に優れた上、フェルナンデス選手の優しい雰囲気にぴったりのプログラム。それにあのジャンプ構成だから素晴らしいですね。

ヴァーチュ&モイヤ組「カルメン」
前回の野心作のピンクフロイトはあまり好きではなかったのですが、有名な曲で野心的な演技を取り入れるのは面白いと思いました。前も書いたけれど、スコットがあの終わり方をOKした芸術作品に対するダンサー魂には感動すら覚えます。
ソチで現役引退を表明したとか、なんとなく、次の五輪で復活の予感。

カッペリーニ&ラノッテ組「カルメン」
こちらは直球の解釈で、こちらもよかったです。成績もぐっと上がってきました。

感激したのは、全日本の佐々木選手のSPと中村選手のFSですね。中村選手は昨シーズンの持越しだったんですよね。持越しは基本的にのせないけど、よかったのでここに。そういえば、感動の演技後のキス&クライではアスリートを見る目からハンサムを見る目に変わってしまったのは私だけではないはず(笑)

そういえば、シブタニ兄妹をみて、いつも誰かを思い出すなと思っていたのですが、五嶋みどり、龍姉弟だと気づきました。顔が似てるというのではないです。

高橋選手の「道化師」は今シーズン全体を見渡せば好きなプログラムの1つではありますが、高橋選手基準の中では私の中では好きなプログラムとまではいかなかった・・・。どこかロミオ&ジュリエットを思い出すような、勝負に専念するためのような、重苦しいイメージがどうも最後まで拭いきれませんでした。ジャンプ構成もロミオ&ジュリエットの頃並みか、それ以上になっていて、1位(GPF)にもなれれば6位(世界選手権)にもなってしまうリスクが大きく反映されるシーズンでした。



EX

高橋選手「ブエノスアイレスの春」
また、タンゴですか、とならない、彼のタンゴ解釈の素晴らしさ。

浅田選手「メリー・ポピンズ」
シニアに上がった直後だったら素直に褒めなかったの思うのですが、今まで十分大人っぽいプログラムを滑ってきたので、いいんでないかと思います。彼女のパーソナリティーにぴったりです。彼女のスケーティングスキルの高さが伺えることなんか、わからなくていいくらいエンターテイメントになっていて、これぞトップスケーターのEXです。

FOIフィナーレ「火の玉ジャイブ」
遊び心が詰まったエンディングで楽しかった。贅沢をいえば、もう少しいろんなスケーターの見せ場がちょこちょこあってもよかったけれど、フレンズにふさわしいにぎやかなフィナーレでよかったです。

今年は伝説のスケーターたちが惜しみなく、伝説のプログラムを披露してくれたり、素晴らしい技術を見せてくれたり、やはり、嬉しかったのはカートの「雨に唄えば」を日本で滑ってくれたことでしょう。キャンデロロの三銃士も嬉しかったし、ヤグディンが日本で上機嫌だったのも久々のような。布袋さんと小塚選手、カート、ジェフのフィーチャリングも楽しかった。
MWOと国別対抗戦は他の国でも開催してもらいたいです。



衣装:

カロリーナのSP,FS、EX
いつも衣装が素敵なカロリーナですが、今年は本当にどれも好きですねぇ。

カッペリーニ&ラノッテ組SD,FD
やはり、このカップルのセンスが好きなのはイタリアだからなのか!

村元小月選手SP,FS
美人さんなので何を着ても素敵なのですが、SPは大人の女性っぽくて好きです。FSは紫と緑の組み合わせという素人がすれば危険な組み合わせを上品に着こなしたところがすごい!と思いました。

高橋選手EX:
トップスが総レースで裾の裏が赤くて、肩の部分の輝き方とか好きでした。



来シーズンのプログラムは?

さて、早くも来シーズンは五輪シーズンになります。
ここ数年、高橋選手に何を滑ってほしいか、特に考えたことはありませんでした。思いもかけなくブルースやイン・ザ・ガーデン・オブ・ソウルのような難曲を素晴らしい解釈で滑ってしまうところを目の当たりにして、受け身の楽しみのような感覚でした。
でも、きっと最後の五輪は特別ですよね。ラフマニノフのリベンジをしてほしい気もしますが、まぁ、当時から音楽解釈は素晴らしかったし。チャイコフスキーをFSサイズで作り直してもらいたい気持ちもありますし、でも、私はやはり「ボレロ」がみたいです。
蓋(シーズン)を開けてみてのお楽しみ。

織田選手はずっと思っていたのですが、ウルフルズの「ガッツだぜ!」をEXでやってもらいたい。途中で倒れてもらって、会場で心から「殿ーっ!!」と叫びたいから。