平岩弓枝さんがお亡くなりになりました。
「御宿かわせみ」を愛読していました。
一話読み切りの捕物帖ですが、長編ともいえます。
おるいさん、東吾さんだけでなく、「かわせみ」で働くちゃきちゃきしたお吉、昔捕り物をしていて今は番頭の嘉助、東吾さんの年の離れた父親がわりの兄の通ノ進とその妻、妻の家族、幼馴染の源三郎や岡っ引き、一話読み切りながら長編なので、話の中に重要な役割を果たす人もいて、そこの年月の流れも加味されて、人柄も丹念に描かれていて、かわせみの世界を築きあげています。
江戸末期の風物詩、季節の移ろい、その中で時候の食べ物や着物など文化が描かれていたり、土地の名前も今残っている名前などもちょこちょこ出てくるので、今のあの場所が当時はこういう場所で移動にこれくらい時間が掛かっていたのだ、などと知る事も興味深く、多面的に楽しめる読み物でした。
通勤のお供に充実した読書時間を与えて下さり本当にお礼を申し上げます。
「御宿かわせみ」を愛読していました。
一話読み切りの捕物帖ですが、長編ともいえます。
おるいさん、東吾さんだけでなく、「かわせみ」で働くちゃきちゃきしたお吉、昔捕り物をしていて今は番頭の嘉助、東吾さんの年の離れた父親がわりの兄の通ノ進とその妻、妻の家族、幼馴染の源三郎や岡っ引き、一話読み切りながら長編なので、話の中に重要な役割を果たす人もいて、そこの年月の流れも加味されて、人柄も丹念に描かれていて、かわせみの世界を築きあげています。
江戸末期の風物詩、季節の移ろい、その中で時候の食べ物や着物など文化が描かれていたり、土地の名前も今残っている名前などもちょこちょこ出てくるので、今のあの場所が当時はこういう場所で移動にこれくらい時間が掛かっていたのだ、などと知る事も興味深く、多面的に楽しめる読み物でした。
通勤のお供に充実した読書時間を与えて下さり本当にお礼を申し上げます。