現役で働く多くの人にとって、年度末はいろいろと手間のかかることに追われているだろう。私も当時は残しておいた保存修復予算で、最後に何をしようかと悩んだ。修復業務をは注しようか、それとも設備に充てるか、修復材料の補填を行うか・・・・などなど。引き続き新年度業務にかかわる予算ではあるが、ちまたで見かける「駆け込み年度末予算消化工事」のような・・・・迷惑に感じるものであってはならなかった。しかし新年度では5月まで「みなし予算」であって、これまた積極的に使えなかったし、役所体制の歪みは、現場を悩ませた。
さて、退職して年度末と言えば、「税金の確定申告」程度で、わずかな年金で暮らしている身としては、年金支給前に源泉徴収されているので、普段はやることはない。
しかし今年は違った。昨年5月の父の死によって、相続手続きで、絵も描けなくなるほど気持ちが浮いた。さらに一昨年から続いている「妨害排除訴訟」(隣の地所から岩が落ちてくる、樹木がはみ出して我が家の屋根に倒れてくるのを対応を求める訴訟)が、相手方が「筆界(境界)が分からぬ」とごねて、松江地方法務局に有料の「筆界特定調査」を申請し、昨年末にやっと、その報告書が出て来て、その調査結果に不服を感じる始末で、これの不服審査は「筆界特定確認訴訟」を起こさぬ限り、改まることはない・・・・・という、行政の制度の傲慢な態度に、腹を立てて、収まっていない。余計なことに調査報告内容により、被告代理人(弁護士)が、私が日頃出入りに使っている未登記であった土地(前の持ち主の祖父の代に購入したが登記をしていなかった)が今回訴訟相手の被告のっ土地にされたため、ここぞとばかりに「この地を通してやるから、この訴訟と取り下げろ」とぬけぬけと裁判官のまえで言い出して、あきれさせられた。民法で「囲繞地通行権」というのが保証されている。それ以外にも私の住んでいる袋地(周りを他の者が所有する土地に囲まれている土地)で新たな建築物は建てられないと、私の新しい車庫が「違法建築」だと言い出して、「この揚げ足取りの馬鹿」がと思ったが、この車庫に隣の崖から500kgを超すような岩が落ちて来て、もう少しで車庫が壊れるところであったという話をしたところ、これに反論したつもり?の代理人の発言で・・・・こいつは本当に弁護士資格があるのか?・・・と思った次第。このように何も考えずに相手である原告(私)の心証を悪くして、どうするつもりだろう?これで和解を求めるつもりなのか?
もうひとつ面白いことがある。この弁護士が「通らせてやる」と言った土地には、倒壊しかけた冷蔵庫がある。これは市が指定した「危険建物」であって、土地の所有者が、これまで不明であって何も出来なかったのだが・・・・被告代理人が持ち主として名乗っている以上、管理責任が見えてきた。隣の水産高校、市、そして私とで、この危険建物を解体撤去することを求められる。昔の見積もりでは撤去費用は100万円であった。馬鹿な弁護士だと思う。3月20日に次の口頭弁論がある。
父の遺産相続では、欲しくはなかった不動産(田舎の山の中の家屋、田んぼ山林など)は嫡男である私が引き受けざるを得ないことになって、少しでも支出を抑えるため、司法書士に任せることなく、自分で手続きを行った。その書類は40枚を超し、一つでも間違えれば、浜田から岩国まで、160kmを出向いて修正しなければならなくなる、手間のかかるものであった。3月末が期限であるが、まだ終わっていない。
それから確定申告は僅かでも還付が得られればと税務署に出向くが、駐車場が一杯なので一度は追い帰された。これが一番簡単だった・・・・終わった。他に何があるかと言えば、どうも花粉症がブリ返している・・・・朝からくしゃみが出る。さらに去年の10月に突発的におきた坐骨神経痛の後遺症である左足のしびれは日本海の西風の強い我が家では、リハビリもままならぬ。歩こうとすると体が左方向に傾く。こうしてブログを書いている間も、足のリハビリに「貧乏ゆすり」をしながら、少しでも運動不足を解消しようとする。足のふくらはぎは「第二の心臓」らしいから、血液の循環を促進させることにしている。
やっと絵が描ける環境が整ってきた。
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