河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

そろそろ自分の決心について書く

2023-06-29 18:50:21 | 絵画

もう自分の人生について先が見えなくてはいけないだろう。

1971年の秋、20歳を迎えて自分の生き方が見えなくて苦しかった。70年に山口高校を卒業し浪人生活と同時に学生運動に傾倒した。この頃、民主主義がなくて、あったのは自民党政治の強権主義だけだった。若者たちに見えていたのは世の中の一部に過ぎなかったが、少なくとも先が暗い人生だと感じていて・・・この年になって岸信介の自民党や勝共連合と統一教会が一体化していたことがおおぴらになるとやっと当時が見えてきたような気がしている。

世の中はちっとも変っていはいない。傲慢な政治、無能で内向き、思考停止、前例主義とかがお気に入りで・・・G7で欧米諸国の在り方と同等だと自信をもって確信しているところは恥知らずを通り越している。80年代に石原慎太郎のジャパン アズ ナンバーワンを「恥ずかしい」と翻訳校正を担当した私の元カノ・マリリンは吠えていた。そんなものだ。今や経済は低迷、国民所得は下がれども上がらず、今の総理大臣・岸田は「給与が上がるように指示した」と・・・これがヤツの経済対策で、総理になるまえから金融税制の変更、自社株制限などを述べて株式市場を失望させた。国民から税金をより取り上げるのが政策で、水戸黄門様にこらしめてもらわないといけない。

まあ、世の中が変わらないからと言って「自分も変わらない」で済むわけない。「唯我独尊」誰しも自分こそ大事にしなければ、すぐに死ぬのだから面白くないだろう。

で、この二年間、本気でこの浜田を後にして、山口に引っ越す計画を立てて実現に努力してきた。土地を見つけてアトリエを立て、絵画修復や絵画技法の完結を目論むことにした。

つづく

 


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