悔しい

悔しい
翁長知事が亡くなった

広島・長崎・沖縄は
戦争によって非常な苦しみを受けてきた

私なんぞ
その苦しみの一つも実体験として知らない

写真や書物や被災し展示された遺留品や
語り部さんのお話でその一端を知るだけでしかない

6日広島に明日いえ日にちが変わったから今日
今日9日は長崎に原爆が投下された日

そして15日の終戦の日へと続いていく
その体験をお聞きし遺品を目にし

一端に触れるだけで戦争の恐ろしさ
戦いの愚かさを知る

翁長知事は沖縄県民にいえきっと世界の人々に
もうこんな思いはしてほしくないと一貫して

毅然と闘ってこられたのだと思う
辺野古の海に新しい滑走路が出来

軍事基地としてきっとより頻繁に米軍機が
沖縄の海を飛び交うようになる

そうなるに決まっていると思う
沖縄を護るためにいいえ日本を護るために

翁長知事は闘われてきたのだと思う
一番悔しいのは翁長知事ご本人だったでしょう

長崎の女子高校生が
2020年8月9日東京オリンピック閉会式の日は

長崎に原爆が投下された日ですと
世界に向けて核爆弾廃止のメッセージを発信

たまたま私は空襲とか爆弾とか
大きな被害を受けない場所の農家に

戦争を知らない時代に生まれたけれど
戦争はいつだれがどこでどうなるのかわからない

子や孫やまたその子たちが
大切な人が

あなたの子や孫やまたその子たちが
大切な人が

世界中の誰もが子や孫やまたその子たちが
大切な人がいるはず

平和のための武器や戦闘機や核爆弾なんて
きっと要らない

威嚇するために必要な武器なんて
きっとまやかしでしかないと思う

自分のことは本当に大切だけれど
他人を犠牲にして自分を護ってはいけない

自分の国を護るためによその国を
犠牲にはできない

たまたま自分は自分の国で生まれただけで
もしかしたら自分はよその国で生まれていたかもしれない


翁長知事さんお疲れ様でした
ご冥福を心からお祈り申し上げます