「もしかしたら、新型ウィルス?それも変異株?感染率1,7倍だとか言ってたし。山の中だって神戸だし。」(この頃、既に神戸では変異株が6割を超えているらしいという調査結果が出ていたと思う)
その疑いが初めからあるので、今回十日近く外出しなかった。
どれだけ頑張ったって、ウィルスは目に見えない。手洗いをしっかりしているようでも、衣服についてしまったものを知らず吸い込んだりすることがないとは言い切れない。マスクは飽く迄も自分を守るものではなく「他を守るもの」。
どこで感染したかは分からないのだから、感染したら(かもしれないも含む)とにかく人のそばに近づかない。これだけは独り暮らしの優位点。そばに人がいないんだから、近づきようがない。
前に書いたように、「酷い夏風邪」と思っていたのがインフルエンザだったとして、年齢は40歳そこそこだった。熱はあっても仕事には行けるという状態で、それでも一週間足らずで平常に戻った。体力があって、のことだった。
今回は60半ばを過ぎている。十日近く経ってまだ熱が下がり切らず、頭痛も空咳もおさまらない。そのくせ気管支をやられるほどのこともない。体力は確実に低下しているにもかかわらず、悪化と言えるほどのことでもない。
感染力は高まっているらしいけど、危険度は少しずつ低下しているという感染の常道を進んでいる、としか思えない。
そうしてみると発生は武漢から(の漏出)としても、その元となるウィルスがアメリカで作られた、という説も一概には否定できない。生物兵器は各国最大の機密事項だから。そしてアメリカは生物兵器でも間違いなく先頭を行く筈だから。
ただ、アメリカからの漏出は考えにくい。これまで高山氏の評文に何度も挙げられていた通り、アメリカはジャイアンと違って悪辣で狡猾だ。危険度が高ければ高いほどそれを管理・保護するために全知全能を注ぐ。決して抹殺・抹消はしない。
支那は違う。何かにつけて杜撰で、発明と改良の区別もできない(「新幹線を発明した!」と威張っている)。何しろ「改良の徹底が発明につながる(こともある)」ということさえ実感できないようだから、管理体制が雑で、漏出したとしても鳥インフルエンザや口蹄疫のように、「発症したら周辺全て隔離、後、殺処分すれば良い」と国家的規模で考えている節がある。新幹線埋め立て事件を我々日本人は忘れないが、彼の国の人々はもうすっかり忘れてしまっているのではないだろうか。
勿論、口にしたら逮捕され、再教育、となるのはウィグル人弾圧の現状を見れば考えるまでもないことではある。
昼過ぎにクルマで出発。
まだ昼過ぎなのに、中学生らしい、それもまだ制服が身体に馴染んでいなさそうなのがぞろぞろと歩いて来る。
「何だ、今日は半日か。めんどくさいところに」
と思ったが、能く考えると今日は四月最初の週初め、月曜日だ。
つまり、今日は入学式があったんだ。
今日は十日ぶりに酒を呑む。
「酒を呑む時は服用しないように」と注意書きがしてある風邪薬を、
「酒、呑んで一時間空いてるからOK!」
ということで服用、入浴、就寝。