8月23日(月)
昨日の予報では、この雨は今日23日月曜まで続いて一旦止み、でも、以降もとにかく今週いっぱいは雨模様、と。
ということは火曜日以降だっていつ降るか分からない、ということだ。
「雨模様」。いつ降るか分からない。降りそうな雰囲気。
降るかもしれないし降らないかもしれない。だから「雨模様」。
東南海沖地震だって(「地震模様」とは言わないけど)同じく「必ず起きる(かもしれない)」、起きるとしたら明日かもしれない、いや数十秒後かもしれない。けれど五十年後かもしれないし百年後かもしれない。
「かもしれない」と言われて、準備万端整えて百年待つ。
「ここはまず心配ない」と、準備なんか全くしていなかった兵庫県南部大地震に遭遇した。
杞憂のような予測(大心配)も必要だけど、それだけの想像能力を作ってきていなければ、やっぱり大事なのは「その場その時に最善を尽くす」という心構えだろう。これは消費期限も耐久年数も気にしなくて良いから、「非常持ち出し袋」と違って折々に中身を点検したり入れ替えたりしなくて良い。
というわけで間隙を縫って、というか雨の止み間を見計らって出ようと思った。
そう思っていたら、刻々と変わる天気予報が日曜日なら何とかなるかもと思わせてくれた。考えてみれば先週の日曜だって同じようにして西宮まで行ってたんだ。
日曜朝10時半少し前、コペンで出た。
9時半頃、道の駅から電話がかかってきた。入荷したら知らせてもらうよう頼んでいた桑の葉茶が入ったから、という連絡だった。
これではっきりとした出掛ける口実ができた。「雨が降ったら濡れればいいさ」じゃない、「雨が降ったら閉めればいいさ」。だってコペンだもの。
ずっと曇りだから、それほど暑くない。
途中で葡萄を買い、桑の葉茶を受け取って帰路に就く。
雨粒がフロントガラスに当たった。小さい。しばらく間が空く。
また一粒。すぐ乾く。
どこかで停めて屋根を閉める方が良いかもと思いながら、ついでに給油も?と迷っているうちGSの前を通り過ぎる。
通り過ぎた途端、収まっていた雨粒がまたフロントガラスに当たる。今度は少し大きい。
これはいかんと対向車線側のコンビニの駐車場に逃げ込み、屋根を閉める。
数百メートル走ったところで本降りになった。この夏初めてエアコンをつけた。
家に帰りついた時はほぼ止んでいたけれど、入れ替えのために出したカブは一、二分でそれなりに濡れた。
濡れたカブを拭き、買ってきたものを出すのにコペンのリアだけ、ざっと拭く。
これはこれで楽しかったから、こんなのもありかもしれない。
コペンは洗車に行けばいい。また楽しい用事が一つできた。