重複するけれど、やっぱり書いておきます。
あの時はこんな感じでした。
9月10日(金)
朝、6時前。ブロック塀の様子を見に行った。
鉄骨で支えてあっても門扉周辺のコンクリートの地面(床面)を押し上げているわけではないから、手摺と門壁間の隙間は空いたままで、東へ数度、北へも数度の傾きの結果、北東へ向けて、傾いたままだ。
それでもこの支えがなければ、この周辺も全て崩れ落ちていたかもと思いながら続く階段周辺を見ると、元々あったひびがさらに大きくなっている。
忘れていた。玄関から門扉、階段へとつながる通路の下には下水管があるのだ。これが歪んでしまえば下水管が断裂する。そうなるとそれこそ全部を掘り返す大工事になる。大惨事だ。
そんなことを思いながら、何だか妙な感じがした。工事のことではない、自分の身体の異変だ。
昨日は「独り宴会」日。で、三日に一度の酒を飲んで寝たのが1時頃。血圧を測らず寝てしまって、起きたのが6時前。
階段を降りる時、寝起き(それも睡眠時間が足りない時)は平衡感覚が怪しい時があり、歩き方がぎくしゃくすることがある。
そんな時、いつもそれを面白がって間寛平のステッキ芸のようにわざと動作を大袈裟にして階段の両の壁に肘を当てたり肩をぶつけたりして、酔っぱらいの演技をしながら降りたりする。
家人が他にいればそんな悪ふざけをすると一体どうしたことかとちょっとした騒ぎになるのかもしれないが、半世紀近い独り暮らしだ、誰に迷惑をかけるでもないからそんな気遣いをする要はない。
今日もそうやって遊びながら用足しに行き、ついでに門壁のところまで行ったのだが、ふらつきがおさまるまで時間がかかる。
首を動かしても、目が付いてくるまでに普段なら瞬時のところを、今朝は0,5秒くらい時間がかかる。
これはいけない、と部屋に戻り、ベッドに横になって目を閉じ、目を開くと、景色が斜め左下にゆっくり移動する。何度やっても同じだ。その都度景色が左下に流れる。
以前の「景色が流れる」のと比べたら小規模だし、速度もゆっくりしているのだが、目が意志に背いているのは明白だ。
無理に目を開けていたら、あの時ほどではないにせよ軽い乗り物酔いの様なことになる。
前の時はとにかく目を閉じて寝ていたら治った。最近(今年初め)のも、今回よりは大きかったが寝ていたら一日で収まった。
けど今回は、まだ暑いのに加えて隣が工事中。音と震動がひどい。とてもじゃないけど二階は言うまでもなく、一階の居間に居たって安静にしていることは難しい。
「困ったな。バイクで出たら、少しはマシになるかも」、と思ったがこれに関しては下手に博奕はできない。何故って、平衡感覚の異常だ、二輪で転倒したら命懸け。「乗り物酔いはなかったけど転倒して寝たっきりに」とか「無事あの世行き」なんてことになると元も子もない。
クルマはもっとひどい。単独は当然のこと、見ず知らずの他人を巻き添えにしたら大迷惑。
ということで、とにかく居間に降りて、あとは「忍」の一文字でじっとしているしかない。