CubとSRと

ただの日記

あの国の分析

2021年09月28日 | 重箱の隅
 
(読者の声2)中国のメディアが高市早苗攻撃を始めていますが、中国が危険視するということはひょっとして?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)中国語の新聞でも「極右」の台頭という基調で批判が展開されていますが、かなりよく高市さんの履歴を調べていますよ。とくに安倍
前総理との親密な関係、その経緯、早々と閣僚入りを果たし、党務でも総務会長歴任など、安倍ガールズの秘蔵っ子、有名大学を出ていないが松下政経塾から米国へいって政治の現場を体験していること。また途中まで安倍が肩入れしてきた稲田議員がLGBTで「変節」したため、高市におはちが回り、国防、靖国、経済政策、歴史認識などで安倍保守本流の意見を代弁していること。安倍は高市を試して、党内の保守本流の影響力を維持し、拡大を狙っているなどと分析しています。
 取りわけ中国に対しての考え方が安倍に近く、靖国神社参拝を欠かさず、台湾との友好関係を強化して、蔡英文総統と会見を望むことを公言するなどの言動があって、日本の極右勢力を狂喜させているとしています。日本の多くの有力者が支援していることも危険な兆候などと書いていて、中国はじつは高市総理誕生を懼れていることが分かります。
 文章から推察して、おそらく原文は日本人が書いたか、あるいは日本の情報提供者がいて、「保守」を「極右」と置き換えていると思いました。




「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)9月20日(月曜日。敬老の日)
通巻第7061号  から

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 「文章から推察して、おそらく原文は日本人が書いたか、あるいは日本の情報提供者がいて、~」
 
 これも情報戦。
「情報戦」と言えば、何となし「情報を取り合う戦い(=交戦)」のように思いますが、戦い=交戦と考えているのはもしかしたら日本だけなのかもしれません。(騎士道の在った頃のヨーロッパも、そうだったかもしれませんが)。
 大方の国では、「戦い=交戦」ではなく、一方的な攻撃(卑近な例でいえば「虐め」)がほとんどです。
 「専守防衛」というのはカッコいい言葉ですが、多数による袋叩きに必ず遭うのが現実。
 本気で「専守防衛」を目論むのなら、「先手必勝」か「攻撃は最大の防御」と考えるしかない。でも、そうすると必ず「九条に反している!」って・・・。
 
コメント
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