CubとSRと

ただの日記

土木工事

2021年09月14日 | 日々の暮らし
 9月2日(木)

 予報通り、今日は一日雨。外には一歩も出られなかった。
 (夜になって、郵便受けだけは見に行った)
 
 こんなだから、隣の更地の掘り返し(境界の基礎となっている石垣の解体)は今日は休みだろうと思ったのだが、8時半少し前から、当然のように重機の動き始める音が・・・。
 (門柱と思っていた)門壁が境目になるので、そこまで全部解体撤去する。家が揺れるほどの震動だ。
 まあ、城を石垣から崩す以上の工事だから当然か。いや、城の石垣は積み上げてあるだけだ。
 傾斜面に作られた雛壇型の分譲宅地の石垣は、コンクリートで隙間を埋められた半接着状態だから石垣を崩す以上の工事か。

 雨が降っているからと言っても豪雨というわけではない。重機の操縦席にはちゃんと密閉式の「操縦室」と言っても良いものがあるのだから、小雨は当然のこと、少々強めの雨だって作業をする上での問題は全くないのだろう。
 それよりも作業の指示をする人が、雨の中、雨具を着けて一日中立ちっぱなし、ということの方が大変だったろうと思う。作業の手伝いも兼ねるから傘なんて差してられないわけだし。

 こちらは今日、そういうわけで屋籠り状態。
 何となく昔聞いた工業高校の「土木科」と「建築科」のことを思い出した。

 昔から工業高校の「土木科」は「建築科」より下、という差別意識があったと思う。実際、確かに「土木科」の方が「建築科」より入試の合格点自体低かった。(今、調べたら一級建築士という言葉はあるけど、一級土木士なんて言葉はない。その代わりもっとすごい「一級土木施工管理技士」ってのがある)

 けど、その高校の「土木科」の先生だという人がこんなことを言っていた。
 「何となく泥だらけになって働いているより、「建築」の方が上みたいに見られますけどね、『建築物』をデザイン・施工するのが建築で、『地面』をデザイン・施工するのが土木だから。地面のデザインなくして建築は出来ないんですよ。どっちが上ということじゃない。どっちもなければ成り立たないんです。」
 
 家の中に上水道はポンプを使えば簡単に引ける。けど、下水道というのは高低差を初めから考えなきゃならないから、個々の家だけじゃどうにもならない。そして、家には上下水道、共に必要なんだ。

コメント
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