3月12日(火)
昨晩から雨で、今日は夕方近くまで雨。
と言うことだったので安心して7時半まで寝ていた。
これだけゆっくりと寝たら、確かに身体が少し軽くなる。けど、これ以上寝たら身体が浮腫んだような気になる。
・・・なんてこと言ってられない。10時半には歯の治療だ。10時には家を出なければ。
2時間もあればゆっくり朝食が摂れると思っていたのだが、事はそう思い通りにはいかなかった。
さらに想定外、朝食の時間もさることながら思ったより出掛ける準備に手間がかかる。
何しろ雨だ。雨靴を持ってない。
だが雨靴はなくとも、靴に防水スプレーを噴き付ければよい。
先週の通院も今日と同じく雨で、モカシン風の革靴に盛大に防水スプレーを噴き付けて出掛けた。
出掛けたは良いものの、流石モカシン風。靴底が薄くて超ショートストロークのサスペンションかと思うほど着地時の振動がまともに伝わって来る。歩きにくいことこの上ない。車の運転なら良いかもしれないが、完璧なアスファルト舗装の歩道を歩くようには作られてない。草原や土の道には良いかもしれない。
雨水が浸み込むようなことはなかったものの、思いの外疲れた。
今日も同じく雨。同じ轍は踏むまいと方策を考えた。考えても解決法は「別な靴にする」しかない。しっかり雨に濡れても大丈夫な靴。
バイク用のハイカットの革靴に、前回と同じく思いっきり防水スプレーを噴き付けて、出た。ところがこれが予想以上。
ひと昔どころか半世紀以上前、山登り用に若者に人気だったキャラバンシューズみたいで、相当重いけれどその分、急がなければとても歩きやすい。
考えてみればバイク用の靴というのは、安全性の面から登山靴が流用されることが多かったんだから、当然と言えば当然かもしれない。
脱線するけど、車に乗り始めてしばらくしてから、よく「ミニバン」という呼称を耳にするようになった。
「ミニバン?軽バンと何が違うんだ。あ、そうか。軽のバンじゃないから。え?じゃ、ミニってなんだ?」
バンと言うのは荷物を運ぶための箱型の車のことだと思っていた。で、それは軽自動車にも普通車にもあるから、普通車の方は「バン」。軽自動車の方は「軽バン」。そこまでは間違ってなかった。
けど「ミニ」が付いているのに「ミニバン」ってのは軽よりはるかに大きいし、「バン」とは全く違う形をしていて、第一荷物運びの車じゃない。何だこれは。
或る時、「『ミニバン』と言うのは『ミニのキャラバン』の意味で使われる」という記事を読んだ。元々「バン」は「キャラバン(隊商)」の略称だから荷物運びの車の意味であることに間違いはない。
それがアメリカ移民の西部開拓移住時に幌を掛けた荷馬車(俗に幌馬車と言われる)で寝泊まりをしたことから、隊列ではなく幌馬車そのものを「キャラバン」と呼んだらしい。
で、荷物ではなく、大量の人間(乗員)を運ぶキャラバンほど大きくない人間専用の「バン」。だから「ミニ(キャラ)バン」。
随分な名付け方だが、まあ、よそから持って来たんだからその時々で意味が変わること「カルタ・カルテ・カード」「ジャケット・ヤッケ」等と同じだろう。
わりに強く雨が降る中を歯科医院まで行く。
帰り掛けには小降りになっていたが、雨は雨。
小降りになっているから買い物に行ってしまおうか、と迷ったが結局まだ雨は降り続けるということだから、と買い物はやめる。
酒の肴はあるものの、何だか最近はいつも家にある物で誤魔化しているみたいだ。
そういうわけで今日は飲むのを止め、明日に延期することにした。
中二日空けて飲むことにしてから数年。一日ずらしたら次回は水曜日。こうすれば「牡蠣祭り」の一日目が次々回となるので、牡蠣飯やカキフライを買いに行ける!
何だか一大決心したみたいな昂揚感。