6月16日(日)
11時過ぎ。それも日曜。だから商品はほとんど売り切れ。
・・・と思ったが、意外なことに陳列棚の鯖寿司や巻きずしは普通に並んでいた。
それではと店のメイン、お握りの棚に目を移すと・・・
あれ?お握り、一個しかない。
弁当はいくつか残っているが、一個ずつ包装してあるおにぎりはその一個を残してきれいさっぱり、ない。
こういうこともあるのだ。客商売というのは難しい。
鯖寿司4個のパック。稲荷ずし(同じく4個)のパック。そしてたった一つのお握り。
パック二つは帰って食べるつもり。そしてお握りはここで食べる。
「腹が減ったから、お握り二つくらい食べたいなと思ったけど(無いならしょうがないな)」と言ったら「作りましょうか」と言われる。勿論、願ったり叶ったり。だからお願いする。
うどんを注文して待っていたらしい外人交じりの客の方に手が掛かって、お握りがなかなか出てこない。しょうがないから先に一個受け取っていた分を食べ始めた。
食べ終わる頃に交代制みたいに新しいお握りが届いた。
が、今度はいつも出してくれているお茶が届かない。
二個目を食べ終わった辺りで、お茶を持ってきてくれた。
「お茶を忘れてました」!
正直に言ってくれたのは分かるが、「それ、言わなくても」、とつい思ってしまう。「遅くなりました」の一言で済むのに。
駄菓子菓子。(すすめパイレーツを思い出したので変換ミス)
自分のことを振り返ってみると、ほぼ同じ言動を繰り返しているなと思う。
敢えて言わなくても良いようなことまで説明しようとする。「誤解されないように」「より分かり易く」。
けど、冷静になってみると、意外に「それ、自己弁護をしてるだけじゃない?」
相手が得心できるようにするためには、「丁寧な説明」しかないのだが、その時はおそらく不平不満で凝り固まっている相手が、丁寧な説明を平静な状態で最後まで聞くか?
これ、道理だと思うんだけど、ここ数十年、取り敢えずは辛抱して相手の弁解を聞いてみるという「堪忍の姿勢」が全世界的になくなったような気がする。
勿論初めから「堪忍」なんて強い心掛けを持ち合わせていない国もあるけど。
さらに北へ。
日曜日は間違いなく鶏の唐揚げがある。うまくいけば以前に食べた「竹輪」も売ってあるかもしれない。
そして、鯖寿司・稲荷ずし・唐揚げ・竹輪を持って帰路に就いた。