登米市東和町和牛改良組合婦人部が2月20日にJA東和支店で,放射能研修会を開催しました。この研修会は,原発事故に伴う放射能の影響の中でも,安全な家畜を生産していくために必要な正しい知識を学ぶことを目的として開催されました。研修会には登米農業改良普及センター職員が講師として招かれ,放射能に関する基礎的な知識から,県内産農産物の放射能検査状況,畜産における放射能低減対策など,生産者として,また消費者として知っておくべき知識を紹介しました。
部会員の方々も農産物の放射能汚染に対して強く不安を抱いていましたが,登米市産農産物の放射能検査の結果を数値に基づいて説明すると,登米市産農産物のほとんどが検出限界以下であるという現状を理解し,安心していました。
また宮城県産牛から暫定規制値を超過する牛肉を出さないための取り組みや技術対策の説明については,登米市産牛のブランドを自分たちで守っていくという意気込みが強く,質疑応答では多くの質問が寄せられ,活発な議論が交わされました。
普及センターでは今後とも安全・安心な家畜生産を支援していきます。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603
FAX:0220-22-7522