去る2月29日,くりはらスプレーマム研究会(会長:高橋伸勝氏,会員15名,平成8年設立)による通常総会及び研修会が,栗原合同庁舎内で開催されました。当日は,会員12名の他に,関係機関としてJA栗っこや美里農業改良普及センター,大崎農業改良普及センターの職員が出席しました。
開会にあたり,高橋会長から,“春先の震災から始まり,夏期の高温による開花遅延や原油代の高騰など,花を取り巻く情勢は今年度も厳しさを増している。お盆やお彼岸などの花の需要期にしっかりと出荷できるように勉強し,今回の研修会でも活気のある討論をしよう”との挨拶がありました。
来年度には,6月に先進地視察研修会や7月に現地検討会,11月に栽培講習会等を開催し,それぞれへの参加を通して栽培技術の向上に向けて取り組むことを確認できました。
また,普及センター職員から,病害虫防除についての情報提供が行われました。
総会の後には,ジャパンアグリバイオの山寺氏より,新品種の紹介がありました。会員一同は,高温に強い品種や発色が良い品種,茎葉が充実する品種などへ活発な質問を行い,会員間で意見交換を行いながら,それぞれの経営戦略にあった品種を検討しました。
普及センターでは,次年度も関係機関と連携をとりながら,スプレーぎくの安定生産と品質向上に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144