平成24年2月4日,「いちごの高設栽培システム研修会」が開催され,いちご生産者約160名が参加しました。
亘理町,山元町では,平成24年度以降に両町合わせて施設面積約80haのいちご団地の整備を計画しています。生産者への意向調査では初めて養液栽培に取り組む希望者が多く,技術定着のために研修会が企画されました。
研修会では,(独)農研機構野菜茶業研究所岩崎泰永主任研究員,静岡市のいちご生産者三倉直己氏から養液栽培の基礎的な話題提供がありました。
質疑応答では,「養液栽培に向く培地の種類とその理由を教えて欲しい。」,「高設栽培の場合に培地加温は必要かどうか教えて欲しい。」等の活発な意見が出ました。
講演会場には各資材メーカーの養液栽培システムの展示ブースもあり,生産者は各メーカーの担当者と熱心に情報交換を行っていました。
参加した生産者の多さと研修会の雰囲気から被災いちご生産者の復興にかける熱い思いが伝わってきました。
亘理農業改良普及センター 0223-34-1141