仙台農業士会(千葉晃彦会長,会員25名)では,自己の経営を分析し今後の経営の方向性等を明確化させる事を目的に,3月7日に東北大学農学部の協力を得て研修会を開催しました。
今回は,東北大学大学院農学研究科の安江紘幸先生を講師に,「SWOT分析とBSC法を用いた経営の自己分析」について講義と演習を取り入れた研修内容としました。 今回の研修には,東北大学農学部の学生が参加者を2名ずつ担当し,質問を繰り返し参加者の考えを掘り下げていく手法で,本当に思っていることは何かをつかみ取り,考えをまとめていく作業を行いました。最後に,戦略の明確化を図るため,内部環境の強みと弱み,外部環境の機会と脅威を整理し,戦略項目を導き出す作業を行いました。
限られた時間の中で自己の経営を見つめ直す作業に戸惑いも見られましたが,自分の考えを整理する手法を学んだことで,これを土台にさらに掘り下げて考えられる自信がついたと感想が寄せられています。
普及センターでは,大学と連携した活動を今後も支援していきます。
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