宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

仙南地域農業振興セミナー “今こそ 仙南に元気農業を!”

2012年03月16日 11時37分51秒 | その他

 東日本大震災により,沿岸部の農業生産基盤が喪失し,さらに福島第一原発事故による放射能に対する不安により,農業者の生産意欲の減退が懸念されています。これらを払拭するために,平成24年2月28日(火),みやぎ仙南農業協同組合と共催で白石市文化体育活動センターに於いて「仙南地域農業振興セミナー “今こそ 仙南に元気農業を!”」を開催したところ,340名の参加者がありました。
 はじめに,俳優で (有)青空市場を主宰する永島敏行氏に「仙南に“元気農業の種をまこう”」と題して基調講演をしていただきました。
 ご自身の農業体験を通して,農業(食糧)生産の大切さを実感し,農業に興味を持つようになり,もっと農業に携われないかという思いから生産者と消費者を結びつける市場を始たという話がありました。
 放射能への風評被害については,最近,消費者の反応も徐々に冷静になってきており,対話を通して信頼関係を築きながら今後も農業者をサポートしていきたいと熱い思いを語っていただきました。

 続いてトークショー「今こそ 仙南に元気農業を!」では,永島敏行氏,東北放送株式会社の佐藤敏悦氏,株式会社パイロットフィッシュの五日市知香氏の3人で仙南農業を元気にするための方策などについて対談をしていただきました。
 農業技術は確かなものがあるのだから,受け身でなく,あきらめずに前向きに取組み,自ら情報を発信していくことが大事であると,エールをいただきました。  

 東北放送のインタビューで参加者からは,「永島さんたちの話を聞いて元気と勇気をもらいました」という感想が寄せられていました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター   
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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平成23年度野生鳥獣被害防除技術研修会

2012年03月16日 11時29分38秒 | その他

管内において鳥獣害による農作物被害が年々深刻な問題となっていることから,農業者,猟友会等を対象に平成24年1月31日(火)に大河原合同庁舎にて野生鳥獣被害防除技術研修会を開催したところ,128名の参加者がありました。
 はじめに筑波大学生命環境科学研究科の藤岡正博准教授から,「鳥類の被害及びその防除対策」について講演いただきました。
 鳥類被害については,ネットで囲わない限り,被害はなくならず,捕る以外に減らす方法はないとのお話でした。
 続いて株式会社 三生の和田三生代表取締役からは,「イノシシの被害対策」について講演していただきました。
 イノシシは,農作物がない時期は山の土を掘り返して植物の根を食べるので放射性物質を吸収しやすい傾向があり,狩猟者の捕獲意識が低下している状況にあります。
  箱わなを仕掛ける場合は,農地から離し(近くに置くと餌付けしてるようなもの),獣道から少し外すこと(獣道にまともに置いたら,異変に気づく)方が捕獲率が上がること,また,捕獲技術は、自分だけの利益とせず、担い手(技術の後継者)を育てていくことの重要性を説いておられました。
 イノシシ肉の利活用では,製品として売るためには,衛生的に処理しなければ売れないことから処理技術を高める必要があるとのことでした。

  研修会終了後もイノシシ肉の解体,加工について参加者から講師へ個別に質問され,具体的な研修内容で参考になったという感想をいただきました。
 今後も圏域全体で情報を共有しながら防除対策に取り組んでいきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター   
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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活き活きパートナーシップ研修会を開催しました。

2012年03月16日 09時15分34秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成24年3月9日に,アグリレディーズネットとめ,登米地区農村生活研究グループ連絡協議会,登米農業改良普及センターの共催で,「活き活きパートナーシップ研修会」を開催しました。この研修会は,女性農業者が今後ますます地域の担い手として力を発揮するために,男女共同参画や家族経営協定について理解を深めることを目的として開催し,登米市の女性農業者13人が参加しました。
 研修会では,2人の講師から講演をしていただきました。登米市企画部市民活動支援課の星名主事からは,「登米市の男女共同参画推進について」と題して,男女共同参画推進のための市の条例や政策について詳しく説明していただきました。また,県農林水産部の伊藤主任主査からは,「県内の家族経営協定締結状況について」と題して,エコファーマー取得や家族の結婚を機に家族経営協定を締結した事例を織り交ぜながら,分かりやすく説明していただきました。
 講演終了後は参加者で意見交換を行い,「自分の家庭でも家族経営協定を結びたいので,勉強会を開催して欲しい」,「女性だけでなく男性も一緒に勉強会に参加し,双方が理解を深めるべき」などの意見が出ました。
 家族経営協定は,家族間で役割分担を明確化し,お互いに支え合って一緒に農業経営を行うための手法です。普及センターでは家族経営協定の勉強会などを通じて,今後も男女共同参画推進に向けて支援していきます。

 

 〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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