3月12日(月)加美町宮崎のまちづくりセンターで,みやざき特産市の生産者を対象に野菜講習会を行いました。今後の直売所の出荷量確保と,栽培技術の確認及び技術レベルの底上げをを目的に実施したものです。
当講習会では,まずはじめに前回の研修で要望のあった,3月に播種する野菜栽培技術について,トマト,キュウリ,ホウレンソウ,コマツナ,とうもろこしの5品目を中心に播種時期と施肥,病害虫対策として定植時の植え穴防除について説明しました。その後,上記の品目について,アブラムシ,スリップス(ミカンキイロアザミウマ,ミナミキイロアザミウマ),コナジラミ,ヨトウムシ,オオタバコガ,ケナガコナダニ等の害虫対策を説明しました。
たとえばスリップス(アザミウマ類)については,農薬を散布すると幼虫・成虫を殺すことはできるが,蛹・卵は殺すことが出来ないので,5日後くらいに卵は幼虫に,蛹は成虫になること,1回目の散布後5日から7日後に2回目の散布をすかざす行う必要がある旨を説明したところ,害虫の生態を理解することが適期防除となることについて理解を得られました。普及センターではこのように生産者らに対して工夫を凝らした講習会を行い直売所の発展に向けた支援を行っています。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229ー91-0726
FAX:0229-23-0910