宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

露地なすの畝立て同時施肥機実演会を開催しました

2014年05月27日 18時57分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成26年5月20日に,露地なすの畝立て同時施肥機の実演会を開催しました。実演会は,(株)ヰセキ東北と(独)農研機構 中央農業総合研究センター 屋代幹雄上席研究員のご協力をいただき,JA古川と大崎農業改良普及センターの共催で行いました。
 JA古川では,露地なすを振興していますが,今後産地拡大を図っていくためには,作業の軽労化が不可欠です。露地なすの栽培で特に重労働となっているのが,畝立てとマルチ張りの作業です。今回実演した畝立て同時施肥機は,畝立てと施肥とマルチ張りを同時に行うことができるので,作業の軽労化になります。さらに,普及センターでは,追肥作業がいらないように,基肥1回だけの施肥で9月まで収穫できるような省力的な施肥体系も検討しています。
 実演会では,屋代上席研究員から,畝立て同時施肥機の概要と,畝の部分だけに施肥することで肥料の利用効率が高まり,肥料の削減ができることなどを説明していただきました。生産者は,畝立て作業の実演を熱心に見守り,施肥される位置や,機械の調整方法について確認をしていました。
 普及センターでは,今後も露地なすの産地拡大に向け,支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニトマト現地検討会! 

2014年05月27日 16時49分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成26年5月20日に,いしのまき農協ミニトマト部会 河北北上支部主催で,ミニトマト現地検討会が行われました。関係機関を含め,約20名が参加しました。
      部会員の多くは,3月~4月に苗を定植しており,現在は一段果が肥大しているところです。最も生育が早いほ場では,一段果の着色が始まっていました。出荷開始は5月下旬~6月上旬となりそうです。
      今年の春先は乾燥傾向が続いたため,害虫の蔓延が懸念されましたが,今のところは目立った発生はありません。上手に防除が成された結果かと思います。また,今年は着花数が多い傾向です。このまま果実となり肥大が進むと樹が疲れるので,様子を見て追肥や摘花していく必要がありそうです。
     普及センターからは,灌水や追肥のタイミングや,害虫防除についての指導を行いました。河北地区のミニトマトは,これから本格的に収穫を迎えます。今後も順調に生育~収穫が続くよう,継続して支援を続けます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「東日本大震災の記録(復旧期版)」を発刊

2014年05月27日 16時40分33秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

東部地方振興事務所農業振興部では,東日本大震災による農業関係の被害と対応をまとめた「東日本大震災の記録(復旧期版)」を発刊しました。
 構成は,写真,マップ,本文,年表,参考資料になっており,甚大な津波被害を受けた管内の被害状況をはじめ,平成25年度までの対応について,石巻農業改良普及センターが行った技術対応,営農再開支援を含めて,一冊にまとめました。
 A4判(143ページ)で130部作成し,関係機関等に配布しました。農業振興部(石巻農業改良普及センター)のホームページに掲載しましたので,興味がある方はご覧ください。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター    
 TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸森町にイノシシ対策の実証ほを設置しました

2014年05月27日 15時19分16秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

5月18日(日),丸森町の峠集落に猪害対策の実証ほを設置しました。作業には,集落の住民の皆さん10名ほどが協力してくれました。

 峠集落は,これまで猪による農作物の食害や水路の破壊などに度々悩まされてきました。そこで,普及センターでは,今年度のプロジェクト課題として「鳥獣害低減に向けたモデル地区の育成」を設定し,今回は,この一環として実証ほを設置しました。実証ほは,猪害があまりにひどく,今年は水稲の作付けを断念したほ場をお借りし,電気柵と寒冷紗による目隠しで囲い,スイートコーンと枝豆,さつまいもを植え付けし,隣に電気柵で囲わない竹マルチによりさつまいもを植え付けしてみました。

 これまでも電気柵による防除は行ってきましたが,「電気柵+目隠し」が効果的であるとの知見と,竹マルチ栽培は丸森町の豊富な竹を利用できることから試みました。

 また,トウガラシ類も食害を受けないとのことから,これも電気柵の外に作付けし,加工・業務用野菜として地元企業に販売できないか探りながら栽培していきます。

 当日は天気も良く,時折笑い声の聞こえるような和気あいあいとした雰囲気で作業を進めました。今後は実証ほの成果をもとに,集落の皆さんと獣害対策をすすめていきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする