平成26年4月25日,南三陸町役場で,志津川地区で花き栽培を営む及川夫妻の家族経営協定調印式が開催されました。
及川さんは,平成10年に両親が花き経営の家族経営協定を締結していました。その後に東日本大震災で農業機械やハウス等が被災しました。被災直後から営農再開を決意していた及川さんは,輪ぎく生産者とともに南三陸町復興組合「華」を設立し,平成24年7月には輪ぎく生産を再開しました。
経営再開から1年が経過し生活が落ち着いた頃から,夫婦二人三脚でやりがいをもって農業経営に取り組めるよう,改めて夫婦で家族経営協定を結ぼうと思うようになりました。経営方針や役割分担,休日のあり方や報酬など,夫婦で話し合いを重ねて約束事を定めました。
調印式では,南三陸町農業委員会遠藤会長,普及センター小野寺所長の2名が立会人を務め,及川さんから決意表明がありました。
普及センターでは,今後も地域農業の復興に向け,生産者の経営支援を行っていきます。
<連絡先>
本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044