宮城県における平成27年産大豆の作付面積は約10,000haで,そのうち石巻市と東松島市で約15%を占め,石巻地域は県内でも有数の大豆産地となっています。10a当たり単収は232kgと県平均193kgを上回っていますが,更なる収量・品質向上をめざし,8月4日にJAいしのまき転作部会大豆現地検討会が開催されました。
当日は,生産者や関係機関約50名が参加し,①基肥一発型大豆専用肥料試験ほ場,②非選択性茎葉処理剤の吊り下げノズルによる畦間処理実演ほ場,③新品種「あきみやび」の生産ほ場を見学しました。
このうち,基肥一発型大豆専用肥料試験における供試肥料は,窒素成分の60%がシグモイドタイプの被覆尿素肥料(溶出日数50日)です。7月24日の調査では,慣行施肥ほ場並の生育量となっていたことから,今後被覆尿素の効果による子実の粒大向上が期待されます。
また,「あきみやび」は本年度から本格的な作付けが始まった宮城県の新しい奨励品種で,耐倒伏性に優れ,ダイズモザイク病や紫斑病等による着色粒が少ない特徴があり,タンレイの代替品種として期待されています。現在までの生育は,タンレイ並の良好な生育となっています。
現地検討終了後,現在の生育状況や今後の肥培管理について普及センターから説明し,本年度は乾燥害対策や,開花期が平年より早いことから病害虫の適期防除に注意すること,食葉性チョウ目害虫の発生動向に注意すること等について特に啓発しました。
普及センターでは,引き続き大豆の収量・品質向上に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999
当日は,生産者や関係機関約50名が参加し,①基肥一発型大豆専用肥料試験ほ場,②非選択性茎葉処理剤の吊り下げノズルによる畦間処理実演ほ場,③新品種「あきみやび」の生産ほ場を見学しました。
このうち,基肥一発型大豆専用肥料試験における供試肥料は,窒素成分の60%がシグモイドタイプの被覆尿素肥料(溶出日数50日)です。7月24日の調査では,慣行施肥ほ場並の生育量となっていたことから,今後被覆尿素の効果による子実の粒大向上が期待されます。
また,「あきみやび」は本年度から本格的な作付けが始まった宮城県の新しい奨励品種で,耐倒伏性に優れ,ダイズモザイク病や紫斑病等による着色粒が少ない特徴があり,タンレイの代替品種として期待されています。現在までの生育は,タンレイ並の良好な生育となっています。
現地検討終了後,現在の生育状況や今後の肥培管理について普及センターから説明し,本年度は乾燥害対策や,開花期が平年より早いことから病害虫の適期防除に注意すること,食葉性チョウ目害虫の発生動向に注意すること等について特に啓発しました。
普及センターでは,引き続き大豆の収量・品質向上に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999