宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

鳥獣害対策のための電気柵について勉強会を行いました。

2015年09月15日 17時08分51秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 イノシシの被害に悩まされている丸森町峠集落では,集落ぐるみでイノシシによる被害を少しでも減らすため,現在もっともイノシシ対策に使われている電気柵の勉強会を平成27年9月5日に開催しました。

 当日は,北海道に本社のあるファームエイジ(株)営業部の佐藤氏を講師に招き,住民7名,普及センターと丸森町役場が出席して,実際に電気柵を設置しているほ場3箇所を回り,適切な管理をしているか,問題点はないか等の検討しました。また,普及センターの実証ほを参加者で確認し,効果を確認しました。

 現地巡回のあとは,講師より適切な電気柵の設置について,注意点とワンランク上の使い方を紹介していただきました。不適切な電気柵の使い方は,他にも影響を及ぼすということで,集落のためにも個々がきちんとした使い方をすることが重要だということが印象的でした。

 普及センターでは,今後も研修会や現地検討会等を通じて,イノシシ被害防止のための技術習得を支援してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138





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今年も農業大学校の研修生をよろしく

2015年09月15日 17時01分01秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
8月31日に宮城県登米合同庁舎を会場に,宮城県農業大学校生の先進農業体験学習開始式が開催されました。
 本体験学習は,33日間先進的な農家に滞在しながら研修を行うものです。今年度登米管内で研修を行う学生は5名であり,内訳は園芸学部2名,畜産学部1名,アグリビジネス学部2名です。
白石副校長からは「やる気があれば大変良い機会」,阿部普及センター所長からは「お互いに不安。コミュニケーションをとることが大事」等の激励の言葉をいただきました。
学生たちは,就農を希望している方や農業法人等に就職を希望している方もいます。
本人たちからは「先進技術を勉強したい」,「法人経営・販売等を学びたい」など出され,保護者からは「いろいろな経験をしてきてほしい」などの発言が多くありました。
普及センターでは,研修中に登米管内の農業士の先進的取り組みを視察し,その後登米市4Hクラブ員等をまじえての交流会を計画しています。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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農業未来塾を開催しました

2015年09月15日 16時05分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年9月8日にみやぎ農業未来塾「在学者・就農者コース~技術・経営能力向上講座~」を石巻合庁と石巻市内農業法人で開催しました。
 8月31日から先進農業体験学習として管内農家で研修をしている農業大学校生5名と管内の農業法人に就農した新規就農者,また,石巻地区4Hクラブ員とともに美里地区の4Hクラブ員にも参加いただき,前半は農業技術競技として問題30問を解きました。問題は,農地中間管理事業や品種等の栽培技術問題に加え,石巻地域の特産物であるセリやジビエ料理に関した問題などバラエティに富む内容でした。
 後半の現地視察では,農業クラブや農産物の生産と食品加工等を学ぶ食農系列を持つ石巻北高校の生徒も加わり,株式会社やまとファーム石巻を視察しました。当法人は津波被害が甚大であった石巻市釜地区の農家5名により設立された法人で,石巻復興園芸団地須江地区において,トマトの養液栽培とキュウリの養液土耕栽培を行っています。当法人の役員で,4Hクラブ員でもある阿部欣悦常務から参加者に,法人設立の経緯や経営概況,きゅうり・トマトの栽培方法や出荷調製方法,パート雇用等について詳細な説明がなされました。参加者からは,個人農家ではなく農業法人としての経営方針や雇用管理等についての質問も出されました。
 夜には毎年恒例となっている農大研修生や新規就農者等と4Hクラブ員との交流会が催され,バーベキューをしながら交流を図りました。農大生は研修開始から約1週間が経ち,仲間と各農家での研修内容について情報交換を行いながら鋭気を養いました。また,石巻地区と美里地区の4Hクラブ員の交流や新規就農者へのクラブ員勧誘も行われ,活気ある交流会となりました。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999

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