宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業マイスター達と金のたまご達の語り合う夕べ

2015年09月25日 19時12分19秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
去る平成27年9月8日,登米市農業士会主催で「登米市農業士会経営向上研修会」が開催されました。本研修会は,登米管内の先進経営体の経営事例を調査することにより,個々の経営向上及び発展,さらに資質向上に役立てることを目的に開催されものです。
また,みやぎ農業未来塾Aコースとして,先進農業体験学習中の宮城県農業大学校生が登米管内の農業を視察する「先進的農業経営体視察研修会」も同時開催しました。

今回は豊里町の園芸や畜産,土地利用型農業を学ぼうと,4ヶ所の視察先を巡りました。
延べ2haの面積で多品目露地野菜経営を営んでいる指導農業士 土井まきの氏からは,露地野菜経営のメリットとデメリットをお話しいただいたほか,将来は豊里町をオクラの大産地にしていきたいという夢を語っていただきました。
青年農業士の佐々木昌典氏は繁殖牛50頭と肥育牛30頭に水稲経営を,父とふたりで実践されている様子と牛舎の管理状況を視察させていただきました。
4HC員の佐藤瑛彦氏からは大豆に対する堆肥等施用試験の取り組みについて,自家製堆肥とその活用,周辺農家への普及状況について,有限会社三菜寿では,周年雇用を確保するための施設野菜と露地野菜の組み合わせ経営や,これまでの施設野菜における栽培管理とは全く違う管理手法について話を伺い,皆,目を丸くしながら聞き入るなど,大変有意義な研修となりました。

研修会終了後は農業のマイスターである登米市農業士会会員と農業大学校生や4Hクラブ員など,若き農業後継者達が互いに意見を交わす「農業マイスター達と金のたまご達の語り合う夕べ」を開催し,農業を志す農業大学校生から今後の抱負を紹介したり,先輩達からは所属する4Hクラブの活動内容や国際農業者交流協会海外派遣研修の紹介など,内容盛りだくさんの中,それぞれに将来の農業について熱い思いを語り合いました。

普及センターでは今後も継続的に農業後継者の育成,農業者の経営向上を支援していきます。


〈熱心に聞き入る宮城県農業大学校生達〉


〈語り合う夕べにて〉

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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大崎地域農村生活研究グループ連絡協議会が食育推進研修会を開催

2015年09月25日 18時33分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年9月7日,大崎地域農村生活研究グループ連絡協議会は「平成27年度食育推進研修会」を開催しました。
今回のテーマは,”地場産野菜とトマトケチャップを活用した料理”で,講師には鳴子温泉大正館の矢内料理長を招き指導を受けました。食材にはJA加美よつば管内で生産された加工用トマトを使った濃厚な味わいのトマトケチャップと,生活研究グループ員が栽培した旬の野菜を活用しました。
 メニューは,①鶏のソテー,②炊き込みご飯,③鰺のトマトソースかけ,④ふわふわ卵の吸い物の4品で,いずれもトマト風味の料理でした。
 参加者からは,「プロの料理人から教わる鰺のさばき方が大変参考になった。」,「トマトケチャップを使った料理の幅が広がって良かった。」「地域の食育推進に力を入れたい」等の意見があり,次回も開催してほしいという要望がありました。
今後も,農村生活研究グループ員への研修等を通じて,農村女性の魅力がさらに発揮されるよう各種支援を実施してまいります。




<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910

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ねぎ先進地視察研修会で共同調製施設の運営を学ぶ

2015年09月25日 15時35分10秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成27年9月8日から9日にかけて,気仙沼市のねぎの担い手として期待される波路上営農組合と大谷営農組合が合同で,先進地視察研修会を開催しました。本研修は,共同調製施設の運営について学ぶことを目的とし,両営農組合員と普及センターほか関係機関16名で,山形県新庄市のJA新庄もがみが管理するねぎ共同調製施設と,秋田県横手市のJA秋田ふるさとが管理する果樹共同選果施設を訪問しました。
 ねぎ共同調製施設では,皮むき機の作業能率や,1日の出荷箱数,必要とする雇用人数等を研修しました。果樹共同選果施設では,選果ラインの仕組みや,生産者ごとの出荷量・販売額の集計方法等を研修しました。
 加えて,岩手県北上市(JAいわて花巻管内)のねぎ栽培ほ場を訪問し,生産者から直接,作型や病害虫対策,除草対策等を伺いました。本年度から作付を開始している大谷営農組合の組合員は,悩みの一つだった除草対策について理解を深めたようです。
 普及センターでは今回の研修内容を活用しながら,順次整備される予定の共同調製施設の効率的な運営や,ねぎの生産安定化に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
988-0341宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044

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