いわでやま水稲採種組合の組合員を対象として,8月20日に稲指定種子収穫作業時における機械類清掃等研修会が開催されました。
いわでやま水稲採種組合は県内で唯一もち種子の生産を担っていますが,平成25年と26年の2年間,もち種子にうるち様米が混入する事故が発生しました。事故発生の主要因として,もち種子ほ場とうるちほ場が隣接しているため,もち種子へのうるち米の花粉の交雑現象が考られます。いわでやま水稲採種組合ではもち種子ほ場を一般もちほ場で取り囲み,隣接うるちほ場との花粉交雑を解消するためにほ場の団地化を進めています。
花粉交雑以外に異種穀粒混入の要因として機械作業時混入等の可能性も考えられることから,清掃徹底の確認のために,本研修会が開催されました。
普及センターからは「優良種子の安定生産へ向けて」として,異品種・異種穀粒が混入する可能性がある事例を紹介し,異株の抜き取りや収穫・乾燥機械の清掃の徹底が必要な点について説明しました。
その後,乾燥機及びコンバインについては農機メーカー2者の担当職員が清掃方法の説明を行いました。コンバインは採種組合員所有の機械を使い,清掃の実演を行いました。コンバインの清掃はこれまでも組合員が各自実施していますが,機械構造が複雑で清掃が難しい箇所があります。今回の研修では,実際にメーカー担当者が機械を分解し,複雑な構造の箇所でも清掃ができるよう,清掃方法の説明を行いました。真山地区の組合員は,「これまでも清掃は行ってきたが,研修を受けてより重点的に清掃が必要な箇所が再確認できた。収穫作業前に,しっかり準備を行いたい」と話していました。
普及センターでは今後も,優良種子の生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910
いわでやま水稲採種組合は県内で唯一もち種子の生産を担っていますが,平成25年と26年の2年間,もち種子にうるち様米が混入する事故が発生しました。事故発生の主要因として,もち種子ほ場とうるちほ場が隣接しているため,もち種子へのうるち米の花粉の交雑現象が考られます。いわでやま水稲採種組合ではもち種子ほ場を一般もちほ場で取り囲み,隣接うるちほ場との花粉交雑を解消するためにほ場の団地化を進めています。
花粉交雑以外に異種穀粒混入の要因として機械作業時混入等の可能性も考えられることから,清掃徹底の確認のために,本研修会が開催されました。
普及センターからは「優良種子の安定生産へ向けて」として,異品種・異種穀粒が混入する可能性がある事例を紹介し,異株の抜き取りや収穫・乾燥機械の清掃の徹底が必要な点について説明しました。
その後,乾燥機及びコンバインについては農機メーカー2者の担当職員が清掃方法の説明を行いました。コンバインは採種組合員所有の機械を使い,清掃の実演を行いました。コンバインの清掃はこれまでも組合員が各自実施していますが,機械構造が複雑で清掃が難しい箇所があります。今回の研修では,実際にメーカー担当者が機械を分解し,複雑な構造の箇所でも清掃ができるよう,清掃方法の説明を行いました。真山地区の組合員は,「これまでも清掃は行ってきたが,研修を受けてより重点的に清掃が必要な箇所が再確認できた。収穫作業前に,しっかり準備を行いたい」と話していました。
普及センターでは今後も,優良種子の生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910