宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAいしのまき転作部会の視察研修会が行われました

2015年11月12日 16時31分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成27年11月4日~5日の2日間,JAいしのまき及び転作部会主催の視察研修会が行われました。当地域は,転作作物として大豆や麦類の生産が盛んで,大豆が約1,600ha,麦類が約700ha作付けされています。大豆や麦類の生産は,食糧自給率の向上や生産者の経営安定の点から重要であり,今後さらなる収量・品質の向上が求められます。そこで,今回の研修では,最先端の大豆栽培技術及び小麦の実需者ニーズの把握することを目的に,農研機構中央農業研究センター(茨城県つくば市),株式会社阿部製粉(福島県郡山市)を視察しました。
 農研機構中央農業研究センターでは,研究員から,①大豆作における難防除雑草について,②被災農地における雑草管理について,③田畑輪換における土作りについて,研究成果を中心に御講義いただきました。当地域でも,アレチウリなどの難防除雑草の問題や田畑輪換による地力低下の懸念があり,今後,大豆の生産性の維持・向上を図る上で貴重な講義となりました。
 また,株式会社阿部製粉では,小麦の製粉工場を見学した後,意見交換を行いました。意見交換では,阿部製粉から「品質(タンパク・灰分含有量など)の安定化」,「需要が供給を上回る逆ミスマッチの解消」などの要望が出され,生産者・関係機関共々,一丸となって麦類の収量・品質の安定化に取り組んでいく重要性を再確認しました。
 普及センターでは,今後も大豆及び麦類の高位安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL : 0225-95-7612  FAX : 0225-95-2999

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「みやぎの食材巡り秋の味覚栗原」を開催

2015年11月12日 13時41分25秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 平成27年10月15日にホテルモントレ仙台で,栗原の秋の味覚を堪能する交流会が開催され,伊豆沼の蓮根や栗駒の岩魚など秋の食材をふんだんに使った和洋中20種類を超える料理が提供されました。
 招待客と生産者の交流も企画され,60人を超える招待客に対し,生活研究グループ千葉優子会長や栗っこ農業協同組合千葉和恵理事ら4人の地元生産者から,秋の紅葉,冬の白鳥など栗原地域の魅力をPRするとともに,そうした豊かな自然環境の中で育まれた,美味しい栗原の農畜産物を紹介しました。
 交流会に先立つ準備で8月19日には,ホテルモントレ仙台の料理長や調理スタッフ4人が栗原を訪れ,生産者とふれ合い,栗原の食材の特徴などについて学んでおり,その特徴を生かした料理を作っていただきました。
 生産者も栗原地域の食材が想像も付かないほど美味しく美しい料理に仕上がっている姿に驚き,料理人の技に感銘しました。招待客からも「新鮮で美味しい」との感想を直接聞くことができ,自信にも繋がり今後の生産意欲も高まったようです。
 普及センターでは,今後も生産者と消費者の交流の機会を設け,栗原地域の認知度向上や都市との交流による農村地域の活性化に向けた活動を支援してまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター
地域農業班 
TEL:0228-22-9404
FAX:0228-22-5795・6144

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【気仙沼・階上いちご】順調に生育中です!

2015年11月12日 11時47分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 10月30日,JA南三陸と普及センターの共催で,現地検討会を開催しました。現在のところ生育は概ね順調で,早ければ11月20日頃からの収穫が見込まれています。
 気仙沼市の階上地区で栽培しているいちごは,震災により約9割の施設が被害を受けました。昨年度,新たに3名が営農を開始して生産者は10名となり,「階上いちご」に活気が戻りつつあります。
 10月30日,JA南三陸と普及センターの共催で,現地検討会を開催しました。現在のところ生育は概ね順調で,早ければ11月20日頃からの収穫が見込まれています。
 今後は日長が短くなり,温度が低下するため,いちごの果実肥大と草勢確保のバランスを取ることが重要な課題となります。検討会では内張カーテンの開閉,温度管理や電照時間等,生産者同士で活発な情報交換が行われました。
 普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や現地検討会を通じて,階上いちご復興を支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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